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内容説明
難病に冒された雄基を「元気な重病人」にしたのは、強い思いで結ばれた仲間たちだった。オレたちは、病気は治せない。だからそれは医者に任せよう。楽しい気分は心を強くする。いっぱい薬を飲むよりも、いっぱい笑ったほうがいい。若者たちの命のメッセージが込められたノンフィクション。
目次
オーストラリアへ
「CITY&SURF」
帰国後の異変
元気ビーム
元気な重病人
勇気のうた
永遠の相棒
旅立ち
人生最大のイベント
著者等紹介
岸川悦子[キシカワエツコ]
1935年、静岡県生まれ。42歳のとき、幼少期をすごしたハルビンでの体験をもとにした『えっちゃんのせんそう』でデビュー。おもな著作は『わたし、五等になりたい』(大日本図書/サンケイ児童出版文化賞推薦)など60冊以上あり、命の重さ、尊さを伝える作品を発表しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
milk tea
29
24時間テレビを見ながら、そう言えばと思い出したのがこちらの本でした。難病と戦い、何度も手術を繰り返し、先の見えない未来、怖くて不安だったでしょう。それでも彼の常に前向きに生きてました。24年の人生。長さではないというけれど、やっぱり早いですよね。涙が止まらなかったです。2017/08/27
みー
7
再読。3学期ブックトーク候補に読み直し。当時世界で8例目となる骨が溶けていくという病気を発症した青年の闘病記なのだが・・その姿はまさに闘う姿である。病気と闘うというのは、勿論だが・・自分自身との闘いでもある。そして人は一人ではないのだという事。病気と闘う本人もだが、両親の愛も・・友情も・・全てが輝いていた。多くの人に薦めたい本。図書館本。2015/12/09
ヒラP@ehon.gohon
6
自分の骨が溶けていくって、どんな病気なんだろう? 世界で8番目の事例だという難病に突然襲われた雄基 は、その直前までワーキングホリデーでオーストリア を旅行し、色々な友人と出会い、様々な事にチャレン ジしてきた夢多い青年でした。 知り合った仲間たちと、自らのチャレンジ精神に支えられた闘病生活が、力強 くもあり、哀しくもあり、絶望と隣り合わせでありながら輝いていました。 治療法がなく、朽ちていくしかない病気に立ち向かっていく姿には、ただただ頭うたれる思いです。2015/04/08
鈴
4
結構前の24時間TVでやってたのを思い出し読んでみました。 その時最後の方を見れてなかったので・・・・・。 最後の方はめっちゃ泣けました。ほんと友達っていいなぁ。2013/05/04
山田
2
骨が解ける奇病に罹ってしまった主人公の一生を描いたノンフィクション作品。 つとめて仲間の大切さを再認識させられる物語。「仲間に愛される」とはこのことなのだなぁと思わされた。 この作品の主人公ユウキは挑戦することを恐れず、自分の信じた道は突き進んで行動していた。難病に侵されても諦めず、健気に頑張っていた。この姿にきっと周りの仲間もついてきていたのだろう。 こういった難病の人の一生を描いた作品はかなり多く存在する。ただ、ここまで難病に対して前向きに行動していた人はなかなかいない。心打たれる温かい物語であった。2017/01/06
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- 実伝黒田官兵衛 角川文庫