内容説明
こころやさしいマイアサウラのおかあさんは、あるひ、たまごをひとつひろいました。じぶんのたまごといっしょに、たいせつにそだてていると、うまれてきたのは…。大人気のティラノサウルスシリーズ第4弾。
著者等紹介
宮西達也[ミヤニシタツヤ]
1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。作品に、『おまえうまそうだな』(けんぶち絵本の里大賞)『おとうさんはウルトラマン』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞)『帰ってきたおとうさんはウルトラマン』『パパはウルトラセブン』(ともにけんぶち絵本の里大賞)『うんこ』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞)『大きな絵本にゃーご』(第38回造本装幀コンクール展読書推進運動協議会賞)『きょうはなんてうんがいいんだろう』(講談社出版文化賞・絵本賞)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
116
ティラノサウルスシリーズ、これは単純にハマるとかではなく、胸にジワジワと熱いものがこみあげてくる物語ですね。このお話もいいなぁ。お母さんの気持ちも、子どもの気持ちも、痛いほどよくわかるんですよね。草食獣のマイアサウラのお母さんが、誰のものかわからない卵を拾ってきます。その卵を自分の卵と一緒に大切に温めていくのです。そして、2匹が卵からかえるのですが、なんと拾ってきた卵からは、肉食獣のティラノサウルスが生まれてしまったのです。悩みに悩んで、お母さんが選んだ行動とは…。お母さんのセリフが胸に沁みる物語です。2014/01/12
yomineko@ヴィタリにゃん
78
駄目だ涙が溢れそう😢😢😢落ちていた卵を拾って育てたマイラサウラだが孵るとそれは恐ろしいティラノサウルスの赤ちゃんだった!捨てに行くが鳴き声がかわいくて出来ず自分の子と同様に育てる。形は違っていても育てたからには自分の子ども!大きな愛に感動した😢😢😢2023/08/25
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
77
2003年にポプラ社より出版された『おまえうまそうだな』に始まる【ティラノサウルスシリーズ】。12冊もシリーズがあると知り驚きました。暴れん坊で嫌われ者のティラノサウルスが、友情や親子の愛に触れ変わっていくのがこのシリーズのテーマだと思います。心優しいマイアサウラのお母さんはある日、卵を一つ拾いました。自分の卵と一緒に大切に育てていると、生まれたのはティラノサウルスの赤ちゃん。一度は捨ててしまおうと思いましたが、哀しそうに泣く赤ちゃんが愛しくて、その子を「ハート」と名づけます……。(ノ_・。) 泣けます。2014/09/09
ふぅわん
65
じんわり読み進めると心が熱くなる。涙が溢れてきます。宮西さんの絵本は好き!2019/05/06
めしいらず
47
再読。生まれながらにして皆から忌み嫌われ恐れられるという宿命を背負わされた者の謂れなき悲しみを思う。外見だけで判断されてしまう歯がゆさを思う。どんな人となり、どんな風に生きてきたかは、直ちには伝わらないし、伝えられない。それはお互い様。人と人との関係はそういうものだ。最初に会った時の印象が人間関係の大部分を決めるように言われているけれど、実は自分が思いたいように相手の性向や言動を都合よく当てはめているだけなのではないだろうか。そんなに人は簡単じゃない。色眼鏡と拙速な色分けで過つのはいつもの私のことだ。2019/08/18
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