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橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻
義経千本桜

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26X26cm
  • 商品コード 9784591088104
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

源義経と静御前、そして武蔵坊弁慶と戦いで死んだはずの平家の貴公子たち。彼らが登場する『義経千本桜』は、『仮名手本忠臣蔵』とならぶ、とても有名な歌舞伎です。嵐の大物の浦で、桜が満開の吉野山で、兄の頼朝と仲が悪くなった義経は、どんな事件とであうのでしょう。

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業。77年、『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。小説、評論、古典の現代語訳、エッセイなど多彩に執筆活動中

岡田嘉夫[オカダヨシオ]
兵庫県生まれ。あでやかな色づかいと繊細な線で、一般文芸書の挿し絵、装画など幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

291
第1回の『忠臣蔵』では、最初ということもあって些か採点が甘かったが、今回は少し辛めに。この作品も作者欄からわかるように※、義太夫歌舞伎として、今では本来の浄瑠璃でよりも歌舞伎の演目として知られる。ちなみに、これも三大歌舞伎の一つ。橋本治の文章は流れもよく、実に上手くプロットを掬い上げているのだが、逆にいうと流れがスムーズすぎて、やや歌舞伎らしいメリハリに乏しいのである。絵もまたそうだ。例えば知盛の最後のシーン(碇知盛)などは、実際には大きな見せ場である。また、狐忠信のくだりなどもそうだ。2025/01/18

ナイスネイチャ

109
図書館本。しかもこども図書館で。装丁に惹かれて借りました。こども向けに文章が読みやすく現代の言葉に直しているので、私でも理解できました。一枚一枚絵画を見ているようでじっくり楽しめました。2014/08/25

NAO

67
4月の文楽の定番演目。演じられるのは三段目の鮨屋の段と四段目が多いが、その前には「壇ノ浦の戦い」以降の長い話がある。本当はすでに亡くなっている平維盛や安徳天皇をまだ生存している者として哀感こめて描いているのは、弱き者、滅びた者への贔屓目だろうか。関西人が悪ガキを「ごんたくれ」というのは、鮨屋の権太がその由来。この吉野の鮨屋も、今では高級料理店になっている。2017/05/18

さつき

63
学校の授業で一部の場をビデオ鑑賞したことがありましたが、全体を通して読むと、けっこう印象が違いました。戦闘シーンでは流麗な絵に合わせるように、文章も斜めになったり、湾曲したりするので躍動感がありました。気持ちが盛り上がりますね。どのページにもツバメが描かれているのは、どういう意味があるのでしょう?俊敏な義経のイメージかしら?2017/10/27

万葉語り

51
題名だけはよく聞く歌舞伎の演目だが、こんな風に複雑な話で死んだはずの人も生きていて、誰が悪役なのかも明らかではない筋書きだったとは。なんでキツネが出てくるかもわかったが、歌舞伎というのはエンターテイメントなのだなあと、それ以外の感想はないかなあと思った。【江戸時代を知る。2月歌舞伎】参加中。2018-362018/02/13

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