ポプラの森
うそつき大ちゃん

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591087206
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

「うそつき大ちゃん」は、いつもクラスの仲間はずれ。そんな大ちゃんを、ある日、川辺で見かけた。いったい、なにをしているんだろう…?ふとしたことをきっかけにぼくには、いろんなものが見えてきた。

著者等紹介

阿部夏丸[アベナツマル]
1960年愛知県豊田市に生まれる。デビュー作『泣けない魚たち』が椋鳩十児童文学新人賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。その後も『ライギョのきゅうしょく』(第46回全国読書感想文コンクール課題図書)、『おたまじゃくしのうんどうかい』(第14回ひろすけ童話賞受賞)、『カワウソがいる』など、童話から長編まで多数の作品を執筆、幅広い支持層を持つ。みずみずしくも力強い文体で、生きるもののあり方を鋭く問う

村上豊[ムラカミユタカ]
1936年静岡県三島市に生まれる。週刊サンケイの連載小説の挿絵でデビュー。以後、挿絵、絵本制作などで幅広く活躍。講談社出版文化賞さし絵賞、小学館絵画賞、菊池寛賞など、数多くの賞を受賞。東京・京都・ニューヨーク等で個展を開催
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiaki

32
本書は久しぶりに時間を忘れるくらい面白かった課題図書!周りからうそつき呼ばわりされている大ちゃん。その汚名を晴らそうとする訳でもなく、流れるまま、あるがままを受け入れ、飄々と自分を貫く大ちゃんの姿勢が素敵すぎます!普段他人の目を気にして無駄に取り繕ったりする自分を不甲斐なく感じました。魚釣りを通してつながる4人の友情が熱い!!!要所要所で笑わされる会話ややり取りが多く、無茶ないたずらも最高に青春してる感が爽快!4人の決意の握手が忘れられないほど可愛い!!また読みたいな♪2019/08/21

杏子

16
勤務校の本。一見すると地味な表紙、子どもが書いたようなタイトル文字にパッとしない本と見えていたが。この本がこれほど面白いとは思わなかった!! 魚なんていそうもないドブ川にいっぱいの魚を見つけた健太や敬一のように。実際に見てみなければわからない、隠された面白さだった。まだの方は是非。生き物を愛する作者の思いが伝わってくる。2017/09/01

雪丸 風人

8
主人公は小6男子。人目を気にして自由に振舞えなかった彼ですが、奔放すぎてクラスで浮いていた大ちゃんと関わるうちに、感じたままを出せるようになっていきます。物語が進むにつれ主人公の魅力が増していくところがいいですね。何でもない日常にも楽しいことが溢れているという発見、それと自然の中に飛び込むワクワク感も新鮮で惹きつけられました。美しいな~と感じたのは「よろこびを共有できること。それは、どんなに長い時間をかけて語り合うことよりも手っ取り早い、信頼の確認なのだ」という言葉ですね。(対象年齢は11歳以上かな?)2020/06/20

dakkoboya

3
ああ面白かった!タイトルも地味だし、図書室にあることも気づかなかった。でも読み終わった今、心がなんだかワクワクしてる。ライギョのきゅうしょくの作家。2017/10/22

fukumasagami

3
現代の子どもたちの日常の冒険。子どもの目で描かいている。好感。2010/09/11

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