内容説明
海辺にでかけたらうちよせる波間をのぞいてみよう。うちかえす波の下におもいがけないきれいな石ころがみつかる。「これ、なんっていう石ころ?」石ころの楽しみはここからはじまる。地方別、海岸別になったユニークな石ころの図鑑。
目次
北海道地方(湧別の海岸 湧別側の黒曜石;ウトロの海岸 ほか)
東北地方(綱不知の海岸;傾り石の海岸 ほか)
関東地方(酒匂の海岸 ほか)
中部地方(菖蒲沢海岸;三保の松原海岸 ほか)
近畿地方(天橋立の海岸;南浜の湖畔 ほか)
中国地方(浦富の海岸 「鳴き砂」はどんな砂;桂島の海岸 ほか)
四国地方(沖浦の海岸;蕪崎の海岸 関川の変成岩 ほか;九州地方(姉子浜;黒ヶ浜・白ヶ浜 ほか)
沖縄地方(粟国島の海岸;石垣島の海岸 ほか)
著者等紹介
渡辺一夫[ワタナベカズオ]
1941年、東京生まれ。青山学院大学卒業。1979年、出版社勤務後、フリーの編集ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
28
今度は海辺編。川原編と同様に全国94箇所からサンプル採集。◉沢山の種類がある中でいちばん気に入ったのは、砂岩のたおやかさと知る(やわらかさ、繊細さ)。その一方で、さまざまな小粒が合体した礫岩が見せる混濁・混沌、偶然が造る模様のアラカルトな表情も捨てがたい。そして、無骨な安山岩の馴致されない野性味も小気味よい。ザ・石ころだ。あと、流紋岩は分からん。分からん。◉という具合に面白い本。冒頭「石ころの思い出をつくるためのアイディア」から始まるところがとても良い。石ころ愛。“全国海岸砂くらべ” も奥深い企画だ。2022/12/17
竜玄葉潤
2
延々と石ころだけが出てくるが、面白いと思った!たぶん3年前なら、すぐ飽きたはず。まだ、石の区別は良くつかない。それが分かれば更に面白くなるのかな?2018/11/01
みふみふ
2
あ~、早く石ころ探ししたい!2014/11/23
はにゅ
2
全国津々浦々の海辺の石を、よくぞ集めたって感じです。石からその場所の地質の説明が書いてあるのが素敵。「雑草なんて草はない」といいますけど、石ころにも五分の魂、というか、ちゃんと名前があるんですねえ。2014/05/22
Э0!P!
1
発想が面白い。各地の海岸の個性を石の種類の組成から知ることができる。実際にその地を訪れてみたくもなる。2025/05/19