出版社内容情報
美しい妻と男の子にめぐまれたルパンは、妻を病気でなくし子どもも行方不明という不幸にみまわれる。50歳になるルパン最後の冒険。
内容説明
光あふれる春がちかづくと、ルパンの心は暗くしずんだ。とおい昔に誘拐されたままゆくえのわからない息子のジャンを思いだすからだ。それは、かつて一万個の宝石を争ってルパンにうち負かされた、あのカリオストロ伯爵夫人の復讐なのだろうか…。時はながれ、大怪盗となったルパンは、新しくうつり住んだ別荘で思いがけない殺人事件に出くわす。そこには…。
著者等紹介
ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没
南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
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