出版社内容情報
第一次大戦中、ルパンは愛するフランスのために、敵味方同じに助ける軍医となって戦地におもむき、ドイツのスパイと対決する。
内容説明
新婚の妻エリザベートと、オルヌカンの城館にやってきたポールは、エリザベートの亡き母エルミーナ夫人の肖像画を見て立ちつくした。わすれもしない、幼かったポールの目の前で父を殺した女のすがたが。第一次世界大戦のはじまったばかりのフランス。苦しみをかかえたままポールは戦場へむかう。そこで出会ったルパンのたすけで、オルヌカン城館の因縁が明らかになる。
著者等紹介
ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没
南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
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