出版社内容情報
東京タワーを望遠鏡で見ていた少年探偵団員は、そこにタコ入道のような宇宙人がまきついているのをみつけた。彼等の目的は?
内容説明
東京タワーのてっぺんに、グニャグニャとからみつくタコ入道。鉄の輪をかさねたような、顔のないへんてこロボット。奇妙な怪人「電人M」が、東京のあちこちに残していく謎のひとこと、「月世界を旅行しましょう」とは、いったいどんな意味なのか?そして、小林少年のもとには電人Mからの電話が。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1894)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
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感想・レビュー
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植田 和昭
16
電人Mというのは禁断の惑星のロビーに影響を受けていたんじゃないかなあ。物語も佳境に入ってきたのでシリーズ読破を目指して前進だ。2021/02/28
mintjam_
3
無理やりネタを盛り込んできた感。火星人やロボット(お決まりの被り物)、そしてアケチ1号という特装車まで登場。極めつけは超科学的発明による力技での解決。シリーズ読破というモチベーションはかろうじて維持。2020/08/09
Keiko Ono
3
読みました!それにしてもお父さんの研究については何という結末!でも、うん、これでよかったんだよね。小学生のころ読んだはずなのに、衝撃のラストどころか、火星人の「火星語」以外はきれいさっぱり忘れていました。「ラクラメソシヤ~~」2016/12/18
モンティ
2
これもスマートに終わると思いきや、最後のあの発明って何さ…そんなんありか… とっても都合の良い発明に驚き、副作用もないなんてね。そろそろ乱歩先生 ネタ切れかな? せっかく読み始めたので一応最後まで頑張る。なぜか知らないけど、近くの図書館には20巻がなかったらしい。また落ち着いて取り寄せてもらおう。最近の活躍は小林少年ではなくて、ポケット小僧で、信じられない活躍をしてくれる。2025/08/07
めがねまる
2
挿絵の電人Mが超可愛い。二十面相の組織に入社希望です!