文庫版少年探偵・江戸川乱歩
仮面の恐怖王

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591084335
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

有馬君の家には鉄のよろいがあったが、なんとそのよろいが動きだし宝物を盗もうとしている。そこで名探偵がのりだした。

内容説明

有馬さんの西洋館にしのびこんだ鉄仮面の男。名探偵明智小五郎は、知らせをうけてかけつける。ところが、そのうしろから何者かがおそいかかった!気がつくと、そこは窓のないふしぎな小部屋。ついに明智探偵は、悪者によってとらわれの身に!?脱出をこころみる名探偵と、「恐怖王」との知恵のたたかいがはじまる。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1894)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Kircheis

97
★☆☆☆☆ 黄金仮面、巨大タケコプター、仏像への変装、洞窟と財宝など、これまでの作品で使われたモチーフの再利用がほとんど。 明智がさらわれるという新趣向も、すぐに脱走できちゃうので盛り上がらない。 瀕死の重傷を負い、助けを求める惨めな二十面相の姿も今となってはさほど珍しいものではなく、全く印象に残らない作品だった。 強いて言えば、追い詰められた二十面相が「俺には奥の手がある」と言った直後、猛ダッシュで逃走したのには唖然とした。2020/03/07

植田 和昭

11
黄金仮面というと黄金バットを思い出すなあ。いよいよ作品も晩年のものとなり、筆致にいささかの衰えもあるも面白く描けています。ただ空を飛ぶトリックは何回も出てきています。怪人20面相も変装以外での登場はないのか。また埋蔵金の話も過去にあったと思います。ちょっと疑問な点もありますが、少年探偵団シリーズが愛されていくのは今後も変わりないでしょう。2022/11/04

mintjam_

6
前半のパートは明智さんが活躍。大人が絡むと緊張感が高まるなぁ。運を天にまかせて、人間の力でできるかぎりのことをやってみる。落盤で窮地になったときの小林君のセリフにグッときた。ところで小林君は車の免許を持ってたっけ?2020/08/01

サラサラココ

4
学校図書館本。ポケット小僧も出てくるよ。2023/02/02

depo

3
図書館リサイクル本。怪人二十面相が小林少年とポケット小僧に助けられる。もうこれで悪いことなんかしなきゃいいけどと思うが、23巻では「電人M」になって、悪いことを再開する。2021/05/24

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