ポプラ・ウイング・ブックス
シャバヌ―砂漠の風の娘

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591083789
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

パキスタンの砂漠で暮らす12歳のイスラムの少女。砂漠とラクダを愛し、慣習のくびきの中で精一杯自分らしく生きようとする。

内容説明

雨のあとの砂漠は、空気が澄んでる。砂は、まるで水面のようにきらきらしている。わたしは、この砂漠が大好き。ラクダたちが大好き。なのに、結婚したら永遠にここを離れなくちゃならない。わたしはこの砂漠の風のように、自由な心で生きていたい。わたしの心の奥には、わたしだけの秘密があるんだ―。パキスタンのインド国境近くチョリスターン砂漠で、ラクダを放牧して暮らす少女シャバヌ。慣習のくびきの中で精いっぱい自分らしく生きようとする姿を、生き生きとえがく物語。アメリカ・ニューベリー賞オナー作品。10代~一般対象。

著者等紹介

ステープルズ,スザンネ・フィッシャー[ステープルズ,スザンネフィッシャー][Staples,Suzanne Fisher]
アメリカ・ペンシルベニア州、フィラデルフィアに生まれる。UPI、ワシントン・ポストで10年間記者・編集者として活動、パキスタン・香港・アフガニスタンなどアジア各地に滞在。その間に経験したことが本書を初めとするYA小説に生かされている。『シャバヌ―砂漠の風の娘』でニューベリー賞オナー、全米図書館協会YAベストブックなど、各賞を受賞した

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山市生まれ。法政大学英文学専攻博士課程修了。法政大学社会学部教授。英米児童文学の紹介活動に従事する

築地誠子[ツキジセイコ]
翻訳家。東京外国語大学ロシア語科卒。夫の留学にともない約2年間アメリカ南部で暮らしたのち、金原瑞人氏に師事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

4
【子どもの本ブックトーク】おすすめリスト パキスタンのチョリスターン砂漠は冬でも暑く、砂嵐が吹き荒れています。シャバヌは12歳の少女、水を求めて移動するイスラムの遊牧民の一人です。砂漠が好きなシャバヌですが、結婚したら砂漠を離れなくてはなりません…。2012/04/11

ようこ

2
砂漠の美しさ、厳しさ、そこに生きる人の生活や考え方などとても興味深く読んだが、どんなところに生まれ暮らしていても人のタイプや心は同じようなものなんだとも感じる。2009/10/25

ねがい

2
砂漠に生きる、遊牧民の女の子シャバヌの生活が力強く生き生きと描かれています。ひかえめな母さん、女らしいけれど弱い1歳上の姉さん、男の子を産んだことを鼻にかけるおばさん、夫の暴力から娘と逃げた良き理解者のシャルマおばさん…と周りの女性との対比が面白い。らくだや市の様子は興味深く読みました。★★★★☆2009/01/06

ELW

1
 マララ・ユスフザイの文章よりもしっくりした。ある意味パールバック並みとも言える。主人公が人や動物と触れあい、織りなされていく心境の描写が素晴らしい。あと、何年か前にパシュミナが流行ったが、あれって、シャトゥーシュかな。ともあれ、一巻で終わらせるためとはいえ切ない幕切れ。『私の名は赤』を読んでおいてよかった。2016/03/26

速水 舞

1
砂漠に住む少女・シャバヌは、可愛いラクダと家族に囲まれ幸せに暮らしていた。そのうち姉さんが、年頃になり、家族は嫁入りの準備を始める。砂漠に住む人々の生活が興味深く楽しめました。次回は、シャバヌが結婚したあとの話らしい。ちょっと期待2014/07/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/74387
  • ご注意事項

最近チェックした商品