出版社内容情報
三人組も卒業式を間近にひかえて行事続きだったが、そもそも自分たちのタイムカプセルをうめようとしたのが、事件へ発展。無事卒業できるのか!
内容説明
いよいよ小学校ともお別れ!しかし、三人組にまたまた事件だ!小学中級以上。ズッコケ三人組最終巻。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活に入る。「さぎ師たちの空」(路傍の石文学賞)「海賊モーガン」シリーズ「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)「ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー」(野間児童文芸賞)「ズッコケシリーズ」(巌谷小波賞)など多数
前川かずお[マエカワカズオ]
1937年、大阪に生まれる。第11回小学館児童漫画賞受賞。漫画、絵本、さし絵の世界で活躍。1993年、歿
高橋信也[タカハシシンヤ]
1943年、東京に生まれる。東映動画に入社し、アニメーション映画の制作にたずさわる。現在、フリーのイラストレーターとして、絵本、さし絵に取り組む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
48
懐かしくて読んでいたシリーズも50作目で遂に完結。 最後は勿論卒業式となる。 その卒業式のため、3人が残そうと提案したタイムカプセルを巡ってひと騒動。 それと同時に宅和先生の去就にも変化が訪れようとする。 最後の独白は作者の独白でもあるのだろう。 時代が変われば、席を譲らなければならないと。 シリーズを読み始めて偶然にも途中で作者の訃報が入ってきたが、まだ中年組が残っているので、3人組を読めることに感謝したい。2021/08/07
なおなお
5
昨年から読みはじめたズッコケ三人組シリーズ。今回でいよいよ卒業式。今回はタイムカプセルをめぐって騒動が起きる。最後までドタバタだったけど、最後しんみり。2020/03/21
読み人知らず
5
全50巻。ズッコケシリーズの最終巻でした。最初のモーちゃんの26年くらい小学校にいた気がするよ。に笑い。誘拐事件にいつものと同じシリーズの面白さを感じ。卒業式後の最後の段落に涙。何でこんなわずかな行数でこんなにも最高のエンディングを作り上げることが出来るんだろう。那須先生大好きです。宅和先生みたいな大人になっていきたい。いつまでも先生であってほしい。卒業はやっぱり寂しい。2009/12/17
mataasita
3
最後まで華のない、展開がない話だったけれど、卒業だもの。それでいい。最後はあっけなかった。作者の子どもを育てる仕事につく教員へのエールが感じられる作品であった。2018/08/03
池野恋太郎
2
ズッコケシリーズの最終巻。 卒業の話はラスト数ページだけでほぼ関係ないタイムカプセルの話だけど、ズッコケはこれでいい。 子供の時に読んでた本のラストを大人になって読むという何か変な感じだけど、あの頃を思い出して少し懐かしい気持ちになれた。 ハチベエ、ハカセ、モーちゃん、そして美少女三人組と六年一組のクラスメイトのみなさん、27年間お疲れ様でした。2019/04/05