出版社内容情報
突然の事故で母を失い、養護施設で暮らすことになった少年・へちま。明るさを失わず、生きていくへちまに、ある「奇跡」が訪れる。
内容説明
「ねえ、泣かないで。ぼくはきっと、幸せになるから」。フランス中が泣き、笑い、夢中になった、小さな少年の物語。
著者等紹介
パリス,ジル[パリス,ジル][Paris,Gilles]
1959年パリ郊外生まれ。名門高をドロップアウトしたあと、紆余曲折を経てジャーナリストに。映画・演劇評論や家族関係に取材した記事を手がける。1991年に、親子の関係をテーマにした最初の小説、『Papa et Maman sont Morts(パパとママは死んだ)』をスイユ社から発表した。現在は新作執筆の準備を進める傍ら、編集者として活躍中
安田昌弘[ヤスダマサヒロ]
1967年東京郊外生まれ。都内某大学人文学部卒業後、渡英。レスター大学でメディア論を専攻する。2002年、パリ郊外の若者文化、移民文化、音楽文化をテーマにした論文でPh.D.(博士号)を取得。現在、研究を続けつつ、執筆・翻訳業に従事
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感想・レビュー
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一柳すず子
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うっかり母親を射殺しちゃった子が、施設で大切な仲間と出会い、新しい生活を送る。結構大変な境遇なんだけど、概ね優しい雰囲気であんまり辛くなく読めた。なかなかこんなにうまくはいかないよ、とも思いつつ、子供たちがみんな幸せになって欲しいなと思った。2014/02/20
ありす
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銃でお空を売ってしまうところがかわいいな、だなんて思いつつ、やっぱり怖いかも、なんて思った。へちまの成長を見守る親のような気持ちで読めた。2013/05/07
lucyandrew
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結局人間がどう成長するかっていうのは環境次第なんだなって思った。2010/04/30
カカオ
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誤って母親を銃で撃ってしまった「へちま」。その後「へちま」は施設に預けられる。読んだときは結構衝撃的でした。
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