出版社内容情報
いまだから語れる人質事件の全容、メディア報道の嘘と実など、人質事件の当事者である著者がすべてを語り尽くした一冊。
内容説明
突然の拘束、バッシング報道、自己責任論…。当事者であるジャーナリスト・郡山総一郎が、人質事件の全貌とその後の騒動のすべてを語る。
目次
第1章 事件発生(いざ、バグダッドへ;一度は考えた「バス入国」 ほか)
第2章 人質のあとで(理不尽な取り調べ;なぜドバイへ? ほか)
第3章 シャッターを切るまで(『アサヒグラフ』の戦場写真が自分の原点;自衛隊という特殊な世界 ほか)
第4章 それでも僕は戦場へ行く(橋田さん、小川さんの死;「知りたい」と思わない人には伝わらない ほか)
著者等紹介
郡山総一郎[コオリヤマソウイチロウ]
1971年、宮崎県出身。フリーランス・フォトグラファー。高校卒業後、自衛隊に入隊。6年後に除隊した後、写真家を志す。2001年「イスラエルの現実」と題した写真でよみうり写真大賞奨励賞を受賞。2004年4月、前年に引き続き、2度目となったイラク取材で、高遠菜穂子さん、今井紀明さんとともに「サラヤ・アル・ムジャヒディン」と名乗る集団に拘束され、9日後に解放された
吉岡逸夫[ヨシオカイツオ]
1952年、愛媛県出身。ジャーナリスト。米コロンビア大学大学院修了。元青年海外協力隊員。東欧の崩壊、湾岸戦争、ルワンダ内戦など世界約60ヶ国を取材。96年開高健賞を受賞。映画『アフガン戦場の旅』などを監督
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