出版社内容情報
古今東西、有名無名を問わず、さまざまな人々が発した50の言葉をキーに、今を多様な視点から読み解くエッセイ。
内容説明
バカボンのパパからシェイクスピアまで、このひと言を胸に刻め。
目次
おそるべき君等の乳房
アジアはひとつなり
時分の花
朝は四本、昼は二本、夜は三本
天は人の上に人を作らず
万物は水である
まるで転がる石みたい
お父さんが死んで、わたし悲しいわ
英雄を必要とする国が不幸なのだ
よき細工は少し鈍き刀を使うという〔ほか〕
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年兵庫県西宮市生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を専攻。明治学院大学教授として映画史と比較文化の教鞭をとりながら映画を中心に、漫画から文学まで芸術一般の批評活動を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
頭痛い子
4
図書館でたまたま見かけて、試読して好きになり、密林で同じのを発注し手元においた本。今も寝る前に手に取る一冊。まず、タイトルがすごい。そしてあまり、頭をつかい考える要素は少ない。内容は著名人の格言と、それにまつわる自身のエピソードで綴られている。わたしは、面白い本だなーと思いますし、寝る前の一冊には最適。ただ、物語にどっぷり浸かって!とか、なにか夢中になりたい!と思って読む本では無いです。著者が巻末で「煮てもよし焼いても良し、しごく消化の良い本」と言うように、まさに寝る前には消化のよいものを。2020/06/26
拓陽(いっぽまえへ)
1
四方田犬彦氏の著書は初。名前は存じ上げていたが、聡明で視点に独自性があっていきなりファンになってしまった。一度では記憶に残らないので、もう一度読み直してみたい。そう思わせる内容だった。2017/06/02
ganesha
1
さて煮ても焼いても食えない文章とは。哲学にも思想にも流行がある、という箇所にはっとさせられた。2016/01/19
s_n
1
博覧強記の批評家、四方田犬彦が送る名言集。むしろ名言を出汁に綴るエッセイという風情。いわゆる使える名言集を期待しない方がいい。さすがというか、やはり四方田選だけに、東西南北から選りすぐったマイナーな名言が多い。2011/10/07
とこまた
1
世界の名科白50とあり、警句や金言の類が気になってたまらない私には興味深かった。決して恩着せがましくなく、50の科白をとおして、その科白が生まれた背景、50の世界を教えてもらった。ストレートに役に立つわけでは無いのがいい。2007/03/10
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