出版社内容情報
豊かな国の心の貧しさを指摘したマザー・テレサの言葉、ひたむきな生き方から平和な世界へのヒントがきっと見えてきます。
内容説明
テロと戦争で始まった21世紀。多くの人が望んでいるのは戦争ではなく、平和のはずなのに、きっかけがつかめない。どんな貧しい人の中にも尊厳を見出す一方、豊かな国の心の貧しさを指摘したマザー・テレサの言葉、ひたむきな生き方から平和な世界へのヒントがきっと見えてくる。
目次
プロローグ 世界の子どもを撮るのが好き
1 カメラを置いたカメラマン
2 カリガート(死を待つ人の家)
3 カルカッタの街
4 路上生活者
5 「神の子」
6 無料診療所
7 ボランティア
8 シシュババン(子どもの家)
9 エグザム神父との出会い
10 私の中の「小さな巨人」マザー・テレサ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ank
2
生涯手放せない一冊に出会いました。 名前は知っていましたが、断片的で知識になっていませんでした。 インドのカルカッタの不平等社会、最底辺の路上生活者や低所得者、子どもたちの様子は胸がつまりました。 カメラマンがカメラを向けられないほどの死を待つ人々。 怒りより悲しみを感じました。 マザーテレサは本当に世界のお母さんですね。 2015/10/31
真香@ゆるゆるペース
0
名前はもちろん存じていましたが、恥ずかしながらそれ以上の知識はあまり持ち合わせておらず、今更ながら知った。人のためにここまでできるのは本当にすごい。日本人に向けたメッセージ、「豊かな国ほど飢えが目につきます。物質的な貧しさより、心の貧しさです」にドキッとした。インドの貧困や劣悪な環境やカースト問題は、想像していたよりもはるかにひどくて衝撃。一見当たり前のような、住む家がある、お腹が空いたら食べられる、病気になったら治療を受けられるのは、とても恵まれていること。もっと感謝の気持ちを持とうと改めて思った。2018/02/17