出版社内容情報
土蜘蛛族の血脈を継ぐ者たちが、呪術呪法により体制転覆をはかる。「浄化の力」に目覚めた真人は陰謀に巻き込まれていくが…。
内容説明
世界を浄化する運命を背負った真人をめぐり、呪術集団の暗闘がはじまる。
著者等紹介
横山充男[ヨコヤマミツオ]
1953年高知県に生まれる。高校卒業まで、四万十川のほとり中村市で育つ。立命館大学卒業。作品としては『少年の海』(児童文芸新人賞)、『四万十川物語光っちょるぜよ!ぼくら』(日本児童文芸家協会賞)、『少年たちの夏』(2001年度課題図書)、『おれたちゃ映画少年団』など多数あるが、大自然との関わりを描いた作品が多い。日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会会員
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感想・レビュー
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かごめ
10
大学生になった主人公真人と「ふた咲きの花」みずき。自然が自然のままであれば社会も人も穢れないとしながら、その方法は異なり利権も生じる。悩みながらも真実の道を歩む真人。魂を浄化する宿命に苦しむみずき。若さゆえだろうか。今回は特に作者の主張がくどく感じられた。2017/01/04
すがやん
1
大学生編。歴史に興味を持ち、セゴシのルートを探しながら、自分の進み方や未来に悩みはじめる。膨大な資料と取材から来る情報のせいで、物語に着いてきにくくなるので、ここらで挫折する人もいるかも。Ⅲ巻は少々中弛み気味だし。2011/01/22
小川一輝
0
前作で気になっていた「霊を信じない」にも関わらず「心霊的現象」の生き証人である真人に対して「なんでやんねん!」と突っ込みながら読んでいましたが、そこに対して一応の説明がなされていたので取り敢えず納得しておきました。しかしまさかふたざきの花は神霊界の素霊そのもの実体化した存在(本来は地上界の素霊が物体化している)なので心霊を感じないという力業(笑)正直言って日本を裏神道が支配しているという陰謀論には全く乗れないのですが、周囲の大人が真人の凄さを畏怖しながらも子どもとしての成長も見守っているというバランスが素2017/10/05
日向
0
★★★★☆2016/08/20
まんぼう
0
★★★★★