出版社内容情報
コインロッカーに「死体」についての注意書き - - - 多くの事例をもとにおかしな日本語によるコミュニケーションの問題を語るエッセイ。
内容説明
思考停止が招くコミュニケーションの落とし穴。
目次
第1章 媚びる店員、無関心な客
第2章 ウチ意識から抜け出せないビジネス人
第3章 異文化で知る言語の危機管理能力
第4章 コミュニケーションの秘訣は距離のとり方
第5章 これでも日本語のつもり
第6章 納得していなくても平気で言えるのはなぜ?
著者等紹介
鷲見徹也[スミテツヤ]
1970年3月、国際基督教大学教養学部卒業(文化人類学専攻)。在学中、アメリカ、メキシコに留学。卒業後、共同通信社入社。社会部、文化部、ニューヨーク特派員、大阪支社文化部長、編集委員など歴任。その間に、異文化間のコミュニケーションや、コミュニケーションツールとしての日本語表現に深く関心をもつに至る。2002年5月、福井支局長就任。異文化コミュニケーション学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gumiko
2
“大切なことば”とタイトルには入っているけれども、単に現代の日本人のコミュニケーション能力の低さを指摘しているだけに感じた。「確かにそうかも」と思える箇所もあったけれど、悪いところばかりではないはずなのに、概して日本人<諸外国人であるかのような主張ばかりで少し不愉快だった。2011/02/11
niko
0
言いたいことは分かるのですが、攻撃的な文章で、これはおかしい、あれはおかしいと言っているだけなのが残念ですね。著者の想いをぶつけているだけで、彼の意見に全部賛成できるかというと、そういう訳ではありません。だからこそ、攻撃的な文章が気になります。彼が言ってるような「細かいところが気になって文句の一つも言いたくなる」っていうのは誰にでもあることだと思いますが、それをこういう風に文章にして売るほどの物なのかなと思いました。本ではなくてネット上で無料で読めるんだったら面白いと思う人もたくさんいると思いますけどね。2012/03/17
湯一郎(ゆいちろ)
0
言葉を疎かにするひとたちへの不満をぶちまけたエッセイ集。概ね首肯できる。うんうんそうそうといったかんじ。各話にオチをつけようとしてるのが、今ひとつキマっていないのが微笑ましい。2012/11/21
ASKA
0
『言葉』というよりはコミュニケーション術でしょうか。相手のことを少し考えてみればいいんじゃないの?ということなのかな、結局。2006/07/06
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