出版社内容情報
生きる喜びを教えてくれた柴犬ハラスは、作家中野孝次さんの家で、はじめて飼われた犬だった - - - ハラスの死後描かれた感動的な物語。
内容説明
作家・中野孝次と13年間生活をともにした愛犬ハラス。ふれあいの日々をつづった感動の名作。
目次
犬が来た日
ハラスとつけたのは
ハラスとの生活
「感心なワンちゃんね」
ハラスはボールさがしが上手
スキー場で
スキー場に一匹もいなくなった犬
ハラスと住んで
ハラスと酒の肴
子供が生まれる
ぼくはハラスとともに老いる
スキー場での大事件
老いてゆくハラス
傷ついたハラス
死
著者等紹介
中野孝次[ナカノコウジ]
1925年千葉県市川市生まれ。東京大学文学部独文科卒業。作家。『ブリューゲルへの旅』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞、79年『麦熟るる日に』(河出書房新社)で平林たい子賞、88年『ハラスのいた日々』(文芸春秋)で新田次郎文学賞を受賞
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