出版社内容情報
生涯無敗をつらぬいた剣豪、宮本武蔵。その戦いにあけくれた青年時代から、悟りをひらいてゆく晩年までを描く。
内容説明
数々の決闘をくぐりぬけ、無敗をつらぬいた男の一生。
目次
第1章 青い目の弁之助(左手のふしぎ;有馬喜兵衛をたおす ほか)
第2章 武蔵兵法者志願(吉岡道場;吉岡清十郎 ほか)
第3章 どじょうをとるこども(伊織;尾張の名門柳生 ほか)
第4章 武蔵、熊本にゆく(出雲;「巌の身」 ほか)
著者等紹介
浜野卓也[ハマノタクヤ]
1926年、静岡県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。日本文芸家協会・日本児童文学者協会会員。主な著作に、『やまんばおゆき』(産経出版文化賞)『とねと鬼丸』(小学館文学賞)などがある。2002年、第26回日本児童文芸家協会特別賞を受賞
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感想・レビュー
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ゆきんこ
1
年配の上司が崇拝する宮本武蔵のことを知りたくなった。でも虫も殺せない私には、崇拝できなかった。2010/04/02
MOJITO
1
「天地人」の地の巻を読んだ直後でもあったので、比較対象となり面白かった。子供の本だけど・・。「上り音曲、下り兵法」といわれた関ヶ原以後の時代にあって、剣を通して兵法を極めた武蔵の生き方は、有力大名とのスケールの違いはあるも、洗練された極みを感じる。晩年はやや寂しい人生のように思えるが、やはり学んだ兵法を後世に残したあたりは、剣の技術だけでなく、哲学とも結びついているからでしょう。2008/11/24