出版社内容情報
ジュリエット、本名津村樹里は変なことばかりいって健太郎にいつも迷惑をかける。ある朝、樹里が涙をボロボロこぼしながら現れて - - - 。
内容説明
となりのせきのジュリエット。本名、津村樹里。クラスでいちばんヘンテコリンで、いつも、おれにめいわくをかける。なのに、なぜか気になっちゃうんだ。ある朝、ジュリエットがなみだをぼろぼろこぼしながら、おれのうちにやってきた…。
著者等紹介
薫くみこ[クンクミコ]
東京都に生まれる。女子美術大学デザイン科卒業。「十二歳」シリーズの『十二歳の合い言葉』で第12回日本児童文芸家協会新人賞を受賞。他の作品に、『風と夏と11歳』(産経児童出版文化賞)など多数ある
清田貴代[キヨタタカヨ]
東京都に生まれる。セツ・モードセミナー卒業。東京ガスカレンダーイラストコンペグランプリ・カレンダー賞受賞。育児や教育関連の出版物、女性誌のさし絵、広告など、幅広い分野で活躍している
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感想・レビュー
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読書国の仮住まい
1
小学四年生の多田健太郎。 隣の席に座る津田樹里は名前の順でも隣。 自分のことをジュリエットと呼ぶ変な子だ。 最近は20分休みも昼休みも席にいない。 何をしてるのかも教えてくれない。 ある日彼女が体育館裏でぼろっちい犬と遊んでいるのを目撃。 ある朝の6時、ジュリエットが訪ねてくる。 タロウと名付けたその犬が死んだという。 夕焼けが好きだったら空が見える場所、河原に連れて行きたいと頼まれる。 2人の猫車を押す旅が始まる。 リリーテとはダムダム語(架空)で『さよなら』『幸せに』『大好き』が合わさったような言葉。2021/11/15