出版社内容情報
リストラにあった父と、いじめ問題をかかえる息子が、ダムに沈んだ父の故郷を旅し、見失っていた自分自身をとりもどす、心の物語。
内容説明
ゴットン、と一両きりの列車がとまった。終点の駅。たったふたりの乗客だった翔太と父の征二郎は、ゆっくりとホームにおりたった。ふたりは今朝早く東京を発ち、新幹線や在来線を乗りついで八時間、やっとここまで来たのだった…。リストラにあった父といっしょに旅に出た少年。いじめ問題をかかえながら、小学校最後の夏休みをすごした父の故郷。ダムに沈んだ故郷で自分自身をとりもどしていく父と子の物語―。
著者等紹介
梅田俊作[ウメダシュンサク]
画家・絵本作家。1942年、京都府生まれ。いじめをテーマにした長編絵本『しらんぷり』(’97日本絵本大賞受賞・ポプラ社)『14歳とタウタウさん』(第4回日本絵本賞選考委員特別賞受賞・ポプラ社)は、多くの読者の共感をよんでいる
梅田佳子[ウメダヨシコ]
1947年、福島県生まれ。1980年頃より、夫と創作絵本を共作。いじめをテーマにした長編絵本『しらんぷり』(’97日本絵本大賞受賞・ポプラ社)『14歳とタウタウさん』(第4回日本絵本賞選考委員特別賞受賞・ポプラ社)は、多くの読者の共感をよんでいる
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