出版社内容情報
雪の温泉地に出かけた三人組は、恐ろしい殺人事件にまきこまれた。警察にも隣の人達にも連絡できないまま、次の殺人事件が!!
内容説明
ある朝、きみの家のまえに、黒衣の人形がおかれていたら、用心するがよい。きみの家に、災いがおとずれる前兆なのだ。ある朝、きみの家のまえに、百万円の束が、おかれていたら、警察にとどけるがよい。半年たったらきみのものになる前兆なのだ。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島県に生まれる。島根農科大学林学科卒業。著作に、お江戸の百太郎シリーズ(日本児童文学者協会賞受賞)、「さぎ師たちの空」(路傍の石文学賞受賞)、「ぼくらの地図旅行」(絵本にっぽん賞受賞)など多数
前川かずお[マエカワカズオ]
1939年、大阪に生まれる。第十一回小学館児童漫画賞受賞。漫画、絵本、さし絵の世界で活躍。1993年1月13日没、享年五十五歳
高橋信也[タカハシシンヤ]
1943年、東京に生まれる。東映動画に入社し、アニメーション映画の制作にたずさわる。現在、フリーのイラストレーターとして、絵本、さし絵に取り組む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なおなお
4
今回は殺人事件に巻き込まれる三人組。殺人事件が連続しておこる…。犯人は判明するが、死神人形の不気味さは残るという、ズッコケシリーズでたまにある「未解決の余韻」で終わる。今回の三人組はちょっと元気がない?感じ。
ナタニエル・ブシッチオ
2
今回は学校外の山荘が舞台。ハカセの父親の元部下の経営する山荘へ年末遊びに行く3人を待ち受けていたのは、小学生には酷な3つの遺体との対面。児童書と侮ってはならず、そこはやはりズッコケ読む前の想像の上をいく結末。1つ目の事件はどうも偽装っぽい気はしていたが、2つ目と3つ目については偶然を装った女子大学生が謎の組織に関わる動機で起こした犯行とは思いもつかなかった。しかし、物語だとは思わずこのような事態が日常に起こっていてもおかしくはないだろう。動機に謎の部分が多く、そこも宗教や民族、組織など現代的だと感じた。2020/09/01
ほんのうさぎ
2
閉ざされた雪山の山荘で殺人事件とは、まるで金田一少年のようでした。こんなに死体がでてくるとはびっくり。2015/03/04
お地蔵
0
Kindleでセールだったのと懐かしさに惹かれて衝動買い。犯人の素性に?だったけど謎やトリックに想像を巡らす楽しさは児童書でも変わらない2024/08/04
沖川あこ
0
かまいたちの夜を彷彿とさせるようなシチュエーション。作者本当にミステリー好きなんだな。でも、三人組が活躍してない。ミステリー部分は面白いのに。三人組ファンとしては物足りない。2022/04/06