出版社内容情報
あまやどりをしていたキッペと仲間たちは、水のかけ合いっこをしたり、ぬかるみをころげまわって大騒ぎをはじめました!
内容説明
キッペと森のなかまたちは、大きな木のしたで、あまやどりをしていましたが、ずぶぬれになって、どろんこになって…、おおさわぎをはじめました。
著者等紹介
今村葦子[イマムラアシコ]
作家。1947年、熊本県に生まれる。「ふたつの家のちえ子」(評論社)で野間児童文芸推奨作品賞、坪田譲治文学賞、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。同作品および「良夫とかな子」「あほうどり」(ともに評論社)により路傍の石幼少年文学賞、「かがりちゃん」(講談社)で野間児童文芸賞、「ぶな森のキッキ」(童心社)で絵本にっぽん大賞、「まつぼっくり公園のふるいブランコ」(理論社)によりひろすけ童話賞を受賞。東京都在住
降矢奈々[フリヤナナ]
画家。1961年、東京都に生まれる。スロヴァキア共和国・ブラチスラヴァ美術大学で石版画を学ぶ。日本とスロヴァキアで、子どもの本の仕事に活躍している。ブラチスラヴァ市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
13
雨宿りしている動物の子どもたちでしたが…。激しい水遊び泥遊びですが、それぞれの好みや、気遣いがあり、最後までちゃんと楽しんで、良い子達です。降矢奈々さんの絵も素敵。シリーズ物なので、他の作品も読んでみよう。2022/07/16
おはなし会 芽ぶっく
9
どろんこ遊びは子どもたち大好きですね。雨ふりも楽しく過ごせる楽しいおはなし。今はとってもよく落ちる洗濯洗剤もあるので…なんてお母さん達にはおすすめしませんが、きっと誰もが憧れたどろんこ遊び。タンポポの茎のストローは、昔くわえたことがありますが、苦いです(笑)こぎつねキッペはシリーズなんですね。2020/03/20
遠い日
6
「こぎつねキッペ」シリーズ3。降矢奈々さんの絵が抜群にいい。キッペと森のみんなの雨宿りでのできごと。ついつい雨や水に反応してしまうのは子どもの性分。どろどろ泥んこになるは、雨水を掛け合うは、やりたい放題ですが、これだけやれば気分もすっきりすることまちがいなし。でも、汚れたくない、濡れたくない子はいるもので、そんな子どもたちの個性も尊重されています。ものすごい雨宿りの後の、ご褒美みたいな美しい虹が印象的でした。2023/08/22
mntmt
4
どろが少しぬるくて気持ちいいことを思い出した。2024/04/12
あき☆ブラック・ベア
3
子供なら一度はやりたいんじゃないかな?な雨の日の遊び。茎のストローをくわえて歩いていくイラストがとっても可愛かった。親からしたらあーあー…な遊びだけど、ちゃんと自分たちで後始末できているのが凄い!そしてみんながめちゃくちゃしているようで相手を思いやっているのがいい。優しい仲間たちだ。2019/12/28