出版社内容情報
16歳のポーランド人少年とドイツ・オーストリア軍の兵士の恋。ナチ時代にマイノリティーが背負わされた哀しみをリアルに描く。
内容説明
16歳のポーランド人シュテファンは、ある日、一瞬にして恋に落ちる。時は大戦のさなか。相手はドイツ・オーストリア軍の若い兵士だった。ふたりはその関係を数カ月間隠しとおすが、やがてシュテファンの書いた一枚の手紙が悲劇をもたらす…。時代に翻弄された恋の行方と、ナチ時代にマイノリティーが背負わされた深い哀しみをリアルな筆致で描く、傑作翻訳小説。
著者等紹介
ファン・ダイク,ルッツ[ファンダイク,ルッツ][Van Dijk,Lutz]
1955年、ベルリンに生まれる。ハンブルクで身障者のための特殊学校で長年教職に就く。その後、再度大学で学び、博士号を得てからはアムステルダムのアンネ・フランク・ハウスで働く。彼の児童書や実用書はいくつもの賞を受け、すでに数カ国語に翻訳されている。1992年以降、フリーのライターとしてアムステルダムに住む。『ヴィリーへの手紙』で1992年、ハンス・グリュック賞(Hans‐im‐Glueck‐Preis)を授与された
山崎恒裕[ヤマザキツネヒロ]
1956年、東京に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科修了。1985年から10年間、フランクフルトで教職のかたわら独文学を学ぶ。帰国後、1998年『ぼくの積み木』で志木市いろは文学賞大賞、2000年『いくつもの十年』で東北北海道文学賞奨励賞受賞
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感想・レビュー
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椿子
ぽけっとももんが
れじーな
k_
hose1239