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シリーズ・自然いのちひと
おばあちゃんは木になった

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  • サイズ A4判/ページ数 39p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784591072417
  • NDC分類 K291
  • Cコード C8795

出版社内容情報

ダムに沈んだ村には、「パラダイス」があった! 美しい自然とユーモアあふれるじじばばたちの写真絵本。

内容説明

地図から消えた村に生きる、とほうもなく元気で明るいジジババたち。若きカメラマンと、お年寄りたちとの心ときめく出会いの物語。

著者等紹介

大西暢夫[オオニシノブオ]
1968年東京生まれの岐阜育ち。東京総合写真専門学校卒業後、写真家本橋成一氏に師事。その後、フリーのカメラマンになる。1991年から岐阜県徳山村の撮影を始め、10年たった今も、刻々と変化する村の状況を記録している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

141
この村の一日は、日が昇り沈むまで、電気もガスもないから、ロウソクに頼るしかない。わしは生まれてからずっとここに住んどる。何も見えんでもわかるんじゃ。…トチの実が大好きじゃ。たいそう手間がかかってな、秋に収穫しても食べられるのは正月じゃ。…今日も生きとったな、神様に感謝せなあかん。楽しい日もあれば辛い日もある。晴れてる日も雨の日もある。ここには沢山の神さまがおるよ。皆がいなくなっても、最後まで残ってくれるんじゃ。…そこに人が住み生活があったこと、去るとすぐ忘れられてしまうことを、本は記憶として残してくれる。2021/05/04

yomineko@ヴィタリにゃん

64
岐阜県にあった徳山村。この地で長く暮らしていた方々はダムが出来るまでは住み続けたいと思い最後の最後まで暮らしていた。他の方々は街への移住を余儀なくされ仕方なく村を後にした。無残にも壊される家々。この村で亡くなったおばあちゃんが住んでおられた跡地になんととちの木がまるで身代わりの様にすっくと立っていた。。。2023/07/17

ちえ

38
以前、徳山村から北海道に嫁に来た利用者さんがいて、おばあちゃんと畑仕事をしたり町に農作物を背負って行った話を何度も聞いていた。そのダムに沈んだ岐阜県徳山村に最後まで住んでいた人たちの記録、白黒のおじいさんのばあさんの写真はみんな笑顔で、元気いっぱい。その笑顔に利用者さんの笑顔を重ねた。でもダムのためにとうとう壊されることになった家を見ている写真の顔は悲しい。表紙は平成11年夏、徳山村写真展に大西さんと住民たちが行く日の朝に亡くなったはつよさんの自然への祈り。胸がいっぱいになった。2023/07/10

ヒラP@ehon.gohon

31
幼い頃に何度も通った場所です。ダム湖の美しい景色を見ると不思議な気持ちになります。だんだん足が遠のいてしまいましたが、忘れられない場所です。2021/05/08

gtn

31
皆のためと、処を追われた少数の年寄りたち。故郷だけではない。あと数年もすれば、ここに彼らが生きていたという事実も消え去るに違いない。2020/09/27

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