小泉るみ子四季のえほん
カッコウが鳴く日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 48p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784591071861
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

北海道の春。雪はまだたっぷりあるけど、風でわかる。雪のにおいでわかる。春をまちわびる少女の生活を描く絵本。

内容説明

北海道の春。雪はまだたっぷりあるけど、風でわかる。雪のにおいでわかる。空があかるくなって、木のまわりがまあるくとけだす。ねこやなぎをみつける。心がわくわくする。林のから松が芽ぶく。やわらかな、みどりのレースみたい―。北海道の野菜農家を舞台に、春をまちわびる少女と家族の生活を描いた絵本。

著者等紹介

小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道美唄市に生まれる。5人兄弟の末っ子として農村で育つ。15歳の秋、母の急死で離農、札幌へ。早稲田大学文学部を卒業後、本格的に絵を志す。以降、主に児童書や教科書のさし絵の分野で活躍。日本児童出版美術家連盟会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

133
この本は春の様子がよく書かれています。本当に小泉さんと私の年齢とあまり離れていないのがよくわかりました。大きな風呂敷包みを背負ったくする屋さんが紙風船をくれたりしたことなどまさしくその通りです。当時の生活をよく書いてくれたと感じました。ニシン売りのおじさんやウマの蹄鉄を治す様子など当時の生活感が出ています。また遠くの山や畑なども素晴らしいものがあります。2016/10/14

はつばあば

59
朝に配達された絵本。北海道に春が・・。雪の下を水が流れる?、雪をわる?私の知らないことを、北海道に住まわれる読み友なら見聞きされているのでしょうね。長くて寒い寒い冬を過ごすのは長野も同じなんですが・・違うんですよね。北海道の平面の広がりをとても綺麗な色使いで描かれていますよ。年末に孫が来るまでは私が毎日「小泉るみ子」さんの四季を楽しみます2016/10/18

♪みどりpiyopiyo♪

47
北海道の春。雪はまだたっぷりあるけど、風でわかる。雪の匂いでわかる… ■一足一足やって来る春を全身で感じる絵本を読みました。小泉るり子さんの子供の頃を描いた四季の絵本の1冊です。■冬から早春、春から初夏へ。雪国の季節の変化、風、ぬくもり、光を肌に感じて。どのページも情感あふれて素敵だけど、渡り鳥のシーンと、一斉に芽吹く林のシーンが、ほんときれい🌿 ■1960年代の北海道の野菜農家を舞台に、春をまちわびる少女と家族を描いた、ほのぼのとしたご本でした。このシリーズ、ほんと大好き (ღ′◡‵) (2002年)2020/02/26

花林糖

22
(図書館本)【春を感じよう 読書会】【2019 花鳥風月読書会】北海道の大自然の中で感じる春を描いていて、寒い冬から春への移り変わりが手に取る様にわかる絵本。青紫で描かれた真っ黒な家の中の絵と後半の新緑絵が印象的です。2019/04/20

ふじ

15
北海道の春の訪れ。匂いや、雪の溶け方や残雪。徐々に春になっていく景色が繊細に描かれている。昔の暮らしの描写も多く、高齢者向けのお話会で使えそう。春が短くすぐ夏の香り。あぁ、雪国だなぁ。2023/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1348226
  • ご注意事項