出版社内容情報
実際に死と向き合った方々の体験談などを通し、「限りあるいのち」「死」について考え、生き方を見つめる。
目次
1 「死って何だろう?」
2 ささえあって生きる
3 せいいっぱい生きる
著者等紹介
種村エイ子[タネムラエイコ]
1946年宮崎県生まれ。鹿児島国際大学短期大学部助教授。かごしま文庫の会代表。ガンの体験と、専門の図書館学を活かし、生と死を考える本を紹介する“ブックトーク”という方法で、「いのちの授業(デス・エデュケーション)」を全国各地の小・中学校、高等学校などで展開している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
保健士さんに借りた本。1996年に骨肉腫で亡くなった原口明子さん(高3)のメッセージを伝えてくれます。死=美しさではないことを知って欲しい本です。2019/10/21
ちー
2
いのちがはじまるときがあればおわるときもある。その命の終わりを様々な面から考える絵本。文章は多めなので、小学校高学年からのほうがいいかもしれない。のにっき、という死の先にあるものを考える絵本があったのは初めて知った。いのちのおわるとき、そこには別れが待っているけれど、その故人との別れをきちんと悼み、覚えていくこと。それが死を悼むことにもつながる。途中途中で出てくる子どもたちのコメントが子どもの生の声のようで見ていてよかった。2017/11/18
とよぽん
2
シリーズの2巻目。死について考えるのだが、年を取って人生を終えるのではなく、病気で死んでいった少年の短い人生を取り上げて、限りある命であることを突きつける。そして、一度きりの命を生きることの尊さに感涙。やはり、中学生に読んでほしい。2015/07/25