出版社内容情報
三人組の住む花山町のお祭が近づいた。今年はとだえていた舞いを復活させるという。それがハチベエの恐怖のはじまりとなった。
内容説明
きみの住んでる町や村にも神社があって、秋になると、お祭りがあるにちがいない。なになに、神社もないし、お祭りもないって…?そんなひとは、花山神社の秋祭りに出かけてごらん。きっと、楽しいことが待っているにちがいない。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業
前川かずお[マエカワカズオ]
1939年、大阪に生まれる。第11回小学館児童漫画賞受賞。漫画、絵本、さし絵の世界で活躍。1993年、歿
高橋信也[タカハシシンヤ]
1943年、東京に生まれる。アニメーション映画の制作にたずさわったのち、フリーのイラストレーターとして絵本、さし絵に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナタニエル・ブシッチオ
1
久しぶりのズッコケ。運動会と並行で進められたイベント。運動会は別話で進んでいた為、それを意識して読めばよかったと反省。ストーリーは町のお祭りを盛り上げるために手作りおみこしを作成する3人とクラスメイト。そのお祭りにハチベエの父親が商店会の関係者として関わった縁から、ハチベエは稚児舞いに参加することに。ただこの稚児舞い数十年ぶりに行われ、以前はいろんないわくつきの行事だった。ハチベエの身に起こった不思議な現象。科学的根拠を探そうとするハカセやモーちゃん。オカルト的な終わり方も夢があってよかった。2020/06/20
こうし
0
こどものときに読んだときは、おとな向けのことを書いているなーと思ったはずだけど、大人になって読んでみると、やっぱり子供向けに書かれている。表紙を見ると去来する過去と未来。タイトル通りズッコケ三人組の中でも絶妙なバランスの一冊。2022/08/30
mitomezzi
0
Re:2022/02/24
私的読書メモ3328
0
またも児童文学として異端的なところへ踏み出した一作。このネタで面白く成立させる、という手腕にまず敬服します。現実的な解釈がつけられたところからの、まさに「神様体験」は、その部分の描写の秀逸さも相まって、見事な構成でした。
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- 和書
- 暗黒星 江戸川乱歩文庫