出版社内容情報
ねてばっかりの緑のライオン。でも、そんなライオンだからこそ、小さな出来事も見逃しません。大胆な絵で描く、珠玉の絵本。
内容説明
ライオンは、みどりの草がはえてくるほど、ねてばかりいました。なにもせずに、ぼーっとなにかを、見ていました。そうしているうちに、小さな小さなできごとに、気づくようになりました。ある日、さびしいきもちでいるふくろうといっしょにねていると、あたたかさをかんじました。はじめてのきもちでした。そして、それから、ライオンにふしぎなことがおきたのです。
著者等紹介
松原裕子[マツバラユウコ]
1976年、東京に生まれる。成安造形大学日本画科を卒業。「もりになったライオン」がデビュー作
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヒロ@いつも心に太陽を!
14
力があるばかりが強さではない。ねてばっかりいるライオンだからこそ気づけたこと。最後にライオンが走る姿は、本当に「やさしいやさしい大きな森」が走るようで大好きな場面。あらゆる動物を優しく見つめ、そして守ることができる力を持つこのライオンこそが、本当の強さを持った百獣の王なんじゃないかな、と私は感じた。2011/11/03
しみよ
0
3分半 ちょっと自然に出た動きが、相手を実は喜ばせている。 気持ちがあるだけで、大きなことを一生懸命しなくても、いいんだよね。疲れないし。2024/06/23