出版社内容情報
極寒の南極を舞台に、かわいいコウテイペンギンのあかちゃんと、たくましい親たちの生きる姿を描く。神秘の子育てをとらえた写真絵本。
内容説明
さむいさむい南極でおかあさんがたまごをうんでおとうさんがたまごをかえす。コウテイペンギンの子育て。
著者等紹介
内山晟[ウチヤマアキラ]
1941年7月17日生まれ。幼年時代に疎開先の群馬県沼田市で過ごし、自然に親しむ。1969年にガラパゴスを含む中南米に最初の海外取材を行って以来、北極から南極まで野生動物を追い、五大陸を歩く。1年の大半を外国で過ごし、海外取材歴は現在まで60数回をかぞえる。日本写真家協会会員、日本自然科学写真協会会員、日本野鳥の会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
82
今週の娘イチオシヒット。コウテイペンギンの子育てを追うドキュメンタリーな写真絵本。卵から孵ったばかりのヒナがめちゃくちゃ可愛くて、娘も「ひあー」とか「わあああ」とか、言葉にならない叫びを連発していた。少し大きくなって、親ペンギンの周りをヨチヨチ歩いたり、振り返って手を振るヒナも可愛い。出産直後から、お母さんペンギンはエサをとり行き、お父さんペンギンは、卵からヒナが孵り、お母さんが帰ってくるまで、ヒナを冷やさないように足の上に置いて、飲まず食わずでひたすら待つらしい。その期間、なんと2ヶ月。自然はすごい。2015/09/27
パフちゃん@かのん変更
62
写真絵本。美しい写真、かわいいヒナとは裏腹に、南極に住むコウテイペンギンの子育ては厳しい。産卵は安全の為、海から100kmほど入った内陸部。卵を産んだメスは卵をオスに託し、20日かけて海に戻り、餌を食べ、ヒナに持ち帰るオキアミなどを胃に貯め、2か月後に戻る。孵ったヒナの飼育をオスと交代し、オスは4か月の絶食に耐えて海に戻りヒナに持ち帰る。-40℃、ブリザードが吹き荒れる中、身を守るものは何一つない。ペンギンが帰る方向を間違えないのは太陽の位置と体内時計。親子を識別するのは鳴き声らしい。2015/09/30
shiho♪
22
1年生の読み聞かせに選書。国語の単元『どうぶつの赤ちゃん』に関連して、先生に読んで頂きました。極寒の厳しい環境の中、父親と母親交代で子育てする姿に胸打たれます。モフモフしたペンギンの赤ちゃん、かわいいなぁ😍、と写真に惚れ惚れしてたのも束の間。何日も続くブリザードはみんなでおしくらまんじゅうの様にくっつき合ってしのぎます。中には寒さに耐えられず死んでしまう赤ちゃんペンギンも…。幾多の困難を乗り越えて成長する様子がよく分かる写真絵本です。2023/02/22
いろ
20
2月小3朝読「ソメコとオニ」と共に3-4分で読める絵本探し,母(私)1人読み。6分で却下。コウテイペンギン子育ての様子を描いた写真科学絵本。個人的には動物写真絵本が読みたくて,酉年だし冬だし,ペンギン写真絵本がピッタリ☆と思っていたので,時間オーバーでかなり残念。次々繰り出される子供ペンギンが愛くるし過ぎv ブリザードで死んでしまう赤ちゃん写真も,小さめだけど掲載されている。厳しい命の現場からも目を逸らさないでというメッセージ。大切。読み聞かせの時には,写真を死と気づいてもらえない可能性もありそうだけど。2017/02/02
けいと
19
夏休みにPTAの父母さん方と書架整理をした時に、一人のお母さんがこの本を魚類のところにしまおうとしたので「いや、ペンギンは哺乳類ですよ」とわたしが言ったら、お父さんが「いやいや鳥類でしょう!」と言い、めっちゃ笑った思い出の一冊(笑)ペンギンは鳥類なのよね。王様ペンギンの後に発見され、それよりも大きいサイズだったので皇帝ペンギンなんですよね。そのコウテイペンギン、父と母だけではなく保育所を作ってみんなで子供を守ります。大人になるちょい前の子供の姿がなんか衝撃的でした。あ〜ペンギン可愛くてすきだなぁ。2015/01/12
-
- 電子書籍
- 市場クロガネは稼ぎたい(13) マンガ…