出版社内容情報
町の中の小さな山は、今日もみんながきてくれるのを待っています。夜明けから日暮れまで。町の自然の一日を情感豊かに描きます。
内容説明
まちのなかのちいさなやまは、きょうもみんながきてくれるのをまっています。夜明けから日暮れまで。町の自然の一日を描く。
著者等紹介
小林豊[コバヤシユタカ]
1946年、東京に生まれる。日本画家。1970年代の初めから80年代の初めにかけて、中東・アジアをたびたびおとずれる。その折の体験が、作品制作の大きなテーマとなっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
町の中にある小さな山は、いつでも待っています。小鳥や虫の歌声、朝の光のまぶしさや昼の光の暑さ、夜明けから夕暮れまでそこにいる全てのものを待っています。懐かしい昭和っぽい風景です。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。私が高齢者向けに選書してみました。2020/05/05
バニラ風味
12
まちの中にある「たろうやま」。山と言うほど大きくはなく、小さな丘ぐらいです。そこは緑濃く、動物も集まって待ってきます。おじいさんの畑にはとうもろこしやキュウリも実り、とんぼや蝶たちも飛び回っています。小さな池にもカメや、ざりがになどが泳ぎ回り、一日が終わる頃、「ごはんだよー」という声が゜聞こえてました。自然あふれる小さな山での一日を描いた、懐かしさを感じる夏の絵本です。日本画家の小林さんの絵がとてもすてき。2016/08/15
縞子
10
夏休み16冊目。音読。2021/08/06
ヒラP@ehon.gohon
9
身近に自然があることが、これほどさりげなく素晴らしいことだと実感できる、そんな絵本です。 家並みと隣接した公園で、うさぎがいるのはあまり自然ではないかもしれないけれど、考えたらいろんな生きものが生息していて、一緒の時間を過ごしているのですね。 都会にはあまり自然は残っていないかもしれないけれど、探してみるとどこかにありそうな風景も感じました。 ゆとりをもって眺めたい絵本です。2017/02/24
円舞曲
5
デイサービスでの読み語りのために選択した中の一冊。2012/05/30