出版社内容情報
青い丘学園から帰ってきたメイゾンは、幼なじみのマーガレットと再会する。一歩一歩大人になっていく少女たちを力強く描いた作品。
内容説明
「人間は生きてるかぎり、いろんな変化の中を進まなくちゃならないのさ」アパートの一階に住むデルさんはいう。一年の間にまさかこんなにいろんな「変化」がおきるとは思わなかった。親友のメイゾンは白人のキャロラインといることが多くなった。黒人だけの男子校に通うボーは、わたしたちがキャロラインとつきあうことに抵抗があるみたい。行方知れずだったメイゾンのお父さんも、突然帰ってきた。―大人になるって、最初はとまどうことも多いけど、ひょっとしたら、素敵な変化なのかもしれない。「マディソン通りの少女たち」三部作の最終作。10代~一般。2001年コレッタ・スコット・キング賞受賞作家作品。
著者等紹介
ウッドソン,ジャクリーン[Woodson,Jacqueline]
1964年、アメリカのオハイオ州コロンバスに生まれる。本書『メイゾンともう一度』(Between Madison and Palmetto)をふくむ三部作は、自らが育ったマディソン通りの思い出をもとに書かれた。『Miracle’s Boys』で2001年のコレッタ・スコット・キング賞を受賞。他の作品に『レーナ』(理論社)、『The Dear One』、『From the Notebooks of Melanin Sun』、『If You Come Softly』などがある。ブルックリン在住
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務を経て、現在は翻訳家ならびに玉川大学英米文学科講師。著書に『イギリスの7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)、訳書に『ライオンと歩いた少年』(徳間書店)、『ローワンと魔法の地図』、『シャーロットのおくりもの』(以上あすなろ書房)、など多数がある。ジャクリーン・ウッドソンの作品の訳書には、『レーナ』(理論社)がある。アフリカ文学の研究者でもある
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