出版社内容情報
河合先生はサル学の研究者です。サルからヒトへの進化を研究する中で、人間として生きる意味を問いつづけています。
内容説明
一ぴき一ぴきのサルの顔を覚えてその行動を細かく観察し、サルの社会の構造を明らかにしていった日本のサル学。やがて河合さんは、草原にすむサル、ゲラダヒヒの群れを研究することによって、サルからヒトへの進化の道すじをたどる試みに挑戦していく。そして、21世紀に生きる君たちに今、語りかける。人間の社会とサルの社会をもういちど見つめなおしてみようと。
目次
第1章 病気とのたたかいのなかで(少年時代;病床で学びとったこと;野外の動物が勉強したい ほか)
第2章 サルたちの群れのなかへ(ニホンザルの研究方法;幸島のヒヨシマル;ニホンザルの群れのおきて ほか)
第3章 サルからヒトへの道(アフリカの森へ;エチオピアのゲラダヒヒ;重層社会の群れのしくみ ほか)
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