出版社内容情報
人間の手で育てられたりんごの木。しかし、やがて育ててくれた人間はみんないなくなり・・・りんごの木がとった決断とは?
内容説明
「とぶっ」りんごの木がした意外な決心―大地に根をはって生きてきたりんごの木に託す著者の心とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
49
図書館にて。こちらは、日本の作家のりんごの木。台風にも負けない力強いりんごの木。やがて空に舞い上がる意外な展開。ある意味、日本らしい。先程読んだスウェーデン作家の「りんごのえほん」と比べると面白い。2018/09/01
ヒロ@いつも心に太陽を!
17
《風よ どうとふいてこい 海のはてから どうとふいて ぶっさけろ!》むかしはひょろひょろしていたけれど。力強く大地に根をはり、たくさんの赤いりんごをわんさとみのらせ、雨にも雪にもまけないような立派な木に育った「りんごの木」。けれど世話をしてくれるおじいさんがいなくなり、あの女の子も村のみんなも遠い町に引っ越してしまい誰もいなくなってしまった。ひとりぽっちになり、きりたおされそうになったときに彼(りんごの木)がとった意外な行動は。なんだろう、ものすごくぐっとくる絵本だった。そうか、そこに貴方はいるんだね。2011/11/03
ヒラP@ehon.gohon
14
愛され、慈しまれ、真心で育てられたりんごの木は、台風にも負けない強靭な心と体を持つことが出来たのです。 でも、育ててくれたおじいさんが亡くなり、家族のように思っていた女の子が去って…。 時代の移ろいと、人々の都合の前に、りんごの木はなんて哀れなのでしょう。 自ら自分の育った土地を離れようとするりんごの意地に、りんごに語らせた、様々な人間たちを思い起こしました。2019/09/21
喪中の雨巫女。
10
《図書館-季節》林檎の木の選択が、予想外。でも、新天地で、素敵な出逢いがあるといいね。2018/10/30
こどもふみちゃん
8
4・5・6・7・8・9歳向け。 人間の手で育てられたりんごの木。しかし、やがて育ててくれた人間はみんないなくなり…。りんごの木がとった決断とは? 意外なラストに子供達見入っていた。 台風。2010/12/23