出版社内容情報
環境ホルモンとは何か、その原因や現れてきた歴史、生物に及ぼす影響、今後の対策などを、最新の研究をもとにわかりやすく解説。
内容説明
わたしたちのくらしをよりよくしてくれたはずの、科学技術の産物が、こんどは、わたしたち人類に深刻な害をおよぼしはじめているのです。とくに、「環境ホルモン」などの化学物質は、いま生きているわたしたちのからだだけでなく、人類や動植物の将来にも大きく影響をおよぼすという、とても重大な問題をもっています。みなさんが、みなさん自身の生命をまもるために、そして、わたしたちの子孫をまもるために、まず、これらの問題をしっかりと理解し、わたしたちになにができるのか、考えてみましょう。
目次
第1章 環境ホルモンって、なんだ?(動物のからだを混乱させる「環境ホルモン」;環境ホルモンは、どこから発生する? ほか)
第2章 生物におよぼす影響(「ホルモン」は、生物のからだになくてはならない物質;「ホルモン」になりすます環境ホルモン ほか)
第3章 環境ホルモンがあらわれてきた歴史(いまはじまったことではない化学物質汚染;さまざまな国から報告されている異常 ほか)
第4章 21世紀にもとめられる環境ホルモンへの対応(国際的に、どんな対策がとられているのか;日本でとられている環境ホルモン対策 ほか)