出版社内容情報
鳥のすきな母さんの息子たちが、戦地につれていかれました。母さんの心の痛みと、深い愛情を、鳥を通して描いた心うつ母の絵本!!
内容説明
戦地のむすこたちをまちつづけるかあさんの哀しみとふかい愛を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺこ
7
戦争は大好きな息子を奪ってしまった。母親の息子に対する愛情の深さを思うと胸が苦しくなるお話。2015/08/07
siori
2
あの時代のお母さんは、子供を戦争でとられ、戦死の報告を受けて泣くことさえも できないつらいおもいをしていたのですね。でも、心の中は時代を超え皆同じ、子供を想い無事で帰ってくれることだけを想いその思いを野の小鳥に託す”おかえりなさい”と心の中で何度も繰り返していたのでしょう。2014/09/04
ルナティック
2
便宜上この日付で。読んだらね・・・・泣くのよ・・・これを書店で立ち読みして・・・涙ドバドバ、鼻水ダラダラ・・・でした。どなたが読んでも、心の深い場所をが締め付けられると思うが、母親という立場の人が読むと・・・心が苦しくて苦しくて・・・でもそれでも生きている方々もいるんだよね・・・あぁ、今思い出しても泣くわ・・・もっと、多くの方々に読んで欲しい本だと思います。2014/03/20
まりかず
1
涙なしには読めません。全国のお母さんに読んでほしい。2011/02/06
HaluMollan
0
幼い頃、母に買ってもらって以来、大切に読んでいる絵本です。この絵本の中の戦争は、フィルターを通してみたような、曖昧で空気のなかに浸透しているやるせないものです。夫を亡くして、女手に家族を守ると決めた母親の凛とした強さと、ぬくもりの残る柔らかい絵が、この本でしか得られない読了感を与えてくれます。読み聞かせする場合、大人が何か言葉を付け加えずとも、子供たちは目から耳からたくさん吸収して彼らなりに自分の心を育てていくと思います。44pと大人も読み応えのある1冊です。