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出版社内容情報
明智探偵の少女助手、マユミさんには、少女弟子が2人いる。その3人が林のむこうに大きな時計塔をみつけた。またも事件か。
内容説明
さびしい原っぱにポツンとたっている、古いレンガづくりの時計屋敷。そびえたつ時計塔の屋根の上に、なにやらうごめく影が…。そのようすをじっと見つめていた、少女探偵マユミとふたりの少女。三人の目がとらえたものは、黒いマントをなびかせ、ふさふさの頭にニュッと二本の角をはやした、異様な姿のコウモリ男。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃん
24
大きな時計塔のある5階建ての西洋館が本作の舞台。乱歩作品はやはり西洋館がよく似合う。場所は千歳烏山。戦後まもなくの世田谷が自然豊かな場所だったというのは新鮮。今回、四十面相(ヨンジュウメンソウではなく、シジュウメンソウが正しい読み方であったことを本巻で初めて知る。)が狙うのは淡谷庄二郎さんの24個の宝石。そして、いつものごとく明智探偵は出張中。小林少年と少女探偵のコラボが本作の読みどころか。時計塔の中の歯車の大きさは、実際見てみないとなかなか実感できないかもしれない。昭和33年の作品。2020/10/31
チタカアオイ
1
【図書館】2017/06/17
ヤウィダー
0
二十面相が時計をまるで自分のもののようにあやつって、お金持ちのむす子を殺そうとしたけれど、助かった。二十面相がつかまりそうになって、ぎりぎりにげようとしたけれどつかまってかんどうした。二十面相ののぞみは人を殺すことじゃなかったのだ。せけんとあけちをあっとおどろかせ、ほうせきをあつめるために、そういうことをした。2012/03/25