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出版社内容情報
東京の有名デパート宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗まれた! サーカスを舞台にまたしても二十面相と探偵団の戦い。
内容説明
デパートの宝石博覧会から、真珠の美術品を持ちだしたどろぼうは、アドバルーンにつかまって大空へ。ところが、犯人をつかまえてみると…。「灰色の巨人」となのる怪人が、今度は「にじの宝冠」をぬすみだす。賊を追いかける少年探偵団がたどりついたのは、サーカスの大テント。奇妙な賊の一味は、ここにまぎれこんだのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
32
宝石博覧会、宝石店、宝冠のお披露目会と、今回は盗みのオンパレードだった。やっぱりこういう方が楽しい!予告状はどうしてこうも興奮させてくれるのだろう。サーカスという特殊な空間での大捕物もワクワクした。後書きによると、これからもサーカスはちょこちょこ登場するらしい。楽しみ。後半で明かされるタイトル「灰色の巨人」の意味は予想していなかったので、驚くと共にニンマリさせられた。少年探偵シリーズ以外の乱歩作品や海外の作品(ルパンなど)の話が少し出てきた。そちらも読みたい。2016/07/19
しゃん
24
銀座でのデパートで開かれた宝石展覧会から幕が上がる。灰色の巨人の正体は最後まで明かされず、さまざまな想像がかき立てられる。犯人が空を使って逃げるシーンは、まさに活劇。クライマックスもハラハラドキドキ。最後の観音は、あの大きな観音ではないかと推測。本作では、戦後間もないサーカスの暗さも出ていて、当時の世情の一端が偲ばれる。楽しく一気に読むことができた。2020/07/27
yu@ka
1
小4息子読了、図書室本。2017/11/05
suisen
1
【★★★☆☆】まぁまぁ楽しめた。普段の怪人の仮装と違って今回は灰色の巨人の存在が曖昧で、それ自体が謎となっているところは面白かった。しかし、サーカスの三人組の印象が強すぎて二十面相の影がとても薄いという結果に…。かといって前者は特に掘り下げられず(二十面相にやとわれた人?)あっさり終わってしまったためどうも消化不良だった。2015/11/26
joronpa
1
灰色の巨人が住み家を表すなんてちっとも気がつきませんでした。2011/01/08