出版社内容情報
クラスでひとりぼっちのわたしは、学校にまよいこんできたぼろぼろの犬をボロとよんでせわを始めます。心の再生を清々しく描く絵本。
内容説明
わたしは、げたばこのすみで、はいいろのかたまりをみつけました。大きないぬです。ながいけなみは、ぼろぼろのモップのようです。わたしは、いぬのとなりにこしをおろしました。なつかしいにおいがしました…。すて犬との日々は、ふるえる心をやさしく、そして強くした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
30
図書館で借りて読了。悲しいお話です…が、救いはイジメられてた女の子が少しだけ強くなれたことかな😔2021/10/15
おはなし会 芽ぶっく
21
学校でいじめられている女の子と、出会ったノラ犬。2年まえに飼い犬チロを亡くした女の子は、ぼろぼろなので「ボロちゃん」と名づけますが飼う事はできません。更にいじめにあい学校を休む女の子ですが、ボロちゃんが気になり様子を見に行きます。ですがボロちゃんは…。いじめといのちについて考えさせられる絵本です。【本・絵本を使った生活指導ーいじめに取り組む】2020/09/12
玲と建
9
【小2娘】ボロは連れて行かれてしまって本当にかわいそうだと思いました。そしてどんどん絵が上手くなってボロをかいた絵がコンクールに出ることになったのに、こんなことになってしまってよけいにかわいそうでした。【母】いじめを受けていた女の子がボロボロの野良犬ボロと出会い、その出会いを通して少しずつ強くなり、自信を持ち、前へ歩き始めるお話。長新太さんの絵もいい味出してます。2012/02/27
mntmt
8
理不尽な世の中2021/11/16
u-mi
7
4歳の息子に読もうと思って借りたけどまだちょっと難しいかも、と思い自分で読んだ。涙と共に悲しくてやるせない気持ちに。動物が人間に与えてくれる勇気や愛情は計り知れないのに、その何分の一も返せてないどころか酷い仕打ちをしてるよね。でもそんな理不尽なことも辛いことも経験して大人になっていく。息子がわかるようになったらぜひ読んであげたい。2011/08/28