出版社内容情報
おおみそかの夕方。寒そうに雪の中に立っているおじぞうさまに、おじいさんは大切なかさをかぶせてあげました。心温まる昔話です。
内容説明
このお話に出てくるおじいさんは、実にやさしい心を持っています。貧しくて、食べるものにも不自由しているのに、大事なかさをお地蔵さまにみんなあげてしまうのですから。そのことを聞いて怒りもせず、「それはよいことをしました」というおばあさんのやさしさもまた、とてつもないものです。このように「かさじぞう」は善意に満ちたお話です。その善意とは、この話を語り継いできた庶民のやさしさに由来するものにちがいありません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
35
図書館本。3歳の三女がチョイス。食べ物に困っているのに、少ないお米を家にいるねずみの家族にあげる。心優しいおじいさんとおばあさん。その優しさにお地蔵さんが応えてくれる。誰かに優しくするってとても大切。2022/10/18
十六夜(いざよい)
13
ねずみにお米を分けてあげて、自分たちは年を越す為の食べ物もないなんて…人がいいにも程がある。お話しの中ではおじぞうさんたちが助けてくれるが、実際問題損するだけだぞ!と注意してあげたい。2016/03/13
退院した雨巫女。
9
《書店》おじいさんの優しさが、お地蔵様もきっとうれしかったんでしょうね。2011/05/04
biba
4
おじいさんとおばあさんの計り知れない優しさに、感動。ここまで優しい人だったら、本当に良いことが起こるだろうな、と思うし、起こって欲しいなと思う。そんな世の中であって欲しい。2015/02/20
Kei
2
新品で買ってもらって繰り返し読んでいたのを覚えている。1994/05/01