- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 怪談・おばけ・ホラー
出版社内容情報
いじめグループの言いつけで、おばけが出るといううわさのイラズの森にいかされた舞子。そこには妖怪たちのワンダーランドが・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
20
文庫版『ねこまたのおばばと物の怪たち』を読メで見つけ、県内検索をかけ、県立から取り寄せ。袋から出した瞬間、文庫版の表紙絵との違いに驚愕! しかし、読んでみれば、香月さんらしい、大人が読んでも、子どもが読んでも、心に沁みる良い作品だった。学校にも、家庭にも居場所のない少女・舞子は、ネコマタのおばばたちと出会い、どんどん変わってゆく。途中、それでいいのか? どうなるのか?と不安になる場面もあったが、最後はおさまるところにおさまり、胸をなでおろした。「あとがき」のメッセージもとてもいい。2014/04/16
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
17
舞子は家でも学校でも自分の居場所を見つけられず、毎日辛い思いで過ごしていました。そんなある日、いじめっ子から大切な筆箱を返して欲しければ神社からお札を取って来いと言われ・・。猫又のおばばと出会ったことで、舞子が少しずつ変わっていく様子が手に取るように分かり嬉しかったです。ただそれとは反対に家族との確執がどんどん広がっていき、読みながらヒヤリとしました。でもそれを上手くまとめるとは流石は年の功ですね!私もおばばに会いたいです!心温まる物語でした。★★★★2011/08/04
奥山 有為
12
図書館で見つけて再読。大人になってから読んでもいい話だー!「お父さん」「お母さん」側の事情も分かるようになって、時の流れを感じました...。1997年発行、香月日輪さんの作品。小学生の頃何度も図書館で借りて読みました。最近『ねこまたのおばばと物の怪たち』というタイトルで文庫本になったのですが、この本イラストがめっちゃ可愛いので、文庫の方にも載せてほしかった...。「ポプラ怪談倶楽部」シリーズ、本作以外の作品は普通にめっちゃ怖くてトラウマな感じだったような〜図書館に他のも置いてたのでまた借りて読みたいです。2017/02/21
シュウ
8
モノノ怪の住む森には、心優しいモノノ怪たちが住んでいた。2015/05/29
hannahhannah
7
1997年刊行。地獄堂霊界通信シリーズの香月日輪による、あやかしドラマ。挿絵はポプラ社の学校の怪談シリーズの五彩きょうこ。二人とも既に他界されている。装丁デザインは同じくポプラ社の学校の怪談シリーズ、ハニ太郎シリーズの前嶋昭人。学校でいじめられ、家では継母と上手くいかない主人公。彼女がネコマタのおばばと、あやかしたちと出会い成長していく。イラズの森、上院中学校と地獄堂霊界通信シリーズに出てくる名前が見受けられた。後味爽やかでした。2022/11/09