出版社内容情報
三人組のモーちゃんとハカセのアパートに、妖怪が出現? 真相究明に立ちあがった三人組だが・・・。花山町の秘密とは?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイアナ
3
久しぶりのズッコケシリーズ。ある雪の日に団地の旧館付近で犬の足跡を見つけたハカセとモーちゃん。しかし、足跡はそこだけにしかなく、犬たちはどうやって移動したのか?ハカセの研究魂に火がつき調べ始めると、団地内では妖怪や幽霊の目撃情報が多発している。そして事件には「ごくろう塚」が関わっているらしい…。民俗学的なアプローチで妖怪騒ぎを解決する感じがいつ読んでも楽しいし、裃をつけた動物や鬼の行列に出くわすあたりもズッコケらしい。いつにもまして、ハカセのいい所が全面に出た一冊。2018/11/04
ナタニエル・ブシッチオ
1
毎度、期待を裏切らない予想の斜め上をいく展開。大人になった今読んでも、さぁ次はどうなるのだろうか?とワクワクしながら読み進めることが出来た。今回はモーちゃんのお姉さんのタエ子さんの活躍も多い半面、6年生のクラスメイトはほとんど登場しない回。ごくろう塚は名前は違うだろうけど、似たような由来を持つ塚や祠は本当にありそうだし、説明のつかない出来事って現代でも多く存在すると思う。それを子供だからとか、寝ぼけていたではなく、探求心から行動する3人がいる花山第二小学校のみんなが羨ましい。2018/09/01
カニパン
1
同じ敷地に 旧館 新館があったらひがんじゃう2020/01/08
anri0912
1
妖怪とタイトルにはあるけれど、そこまで妖怪が出てくるわけではなく。 少し民俗学的だったり。 自分の住んでいる土地の歴史について調べる3人。 やっぱりハカセは凄いなぁと感心しました。2016/10/27
無理ちゃん
1
昔読んだズッコケシリーズの中で一番好きだったはず。なんだかすごくこわかった記憶があった(団地をすり抜ける行列のシーンは鮮烈に覚えてる)けど、いま読んだらそんなにこわくなかったなー。。ただ、不思議な感じは健在!ちょっとした推理モノっぽいね。ハカセが探偵。(らっきょうにめがねをかけさせたような顔。研究熱心だが勉強はいまひとつ。って描写がユーモアありすぎる。。)モーちゃんは和ませ役、ハチベエは力で突っ走る役、3人、バランスいいね。旧館での幻覚の描写がエグい。。那須正幹さん、被爆してる、ってことも関係あるのかな2016/12/13