内容説明
人の寿命は、生まれたときにすでにきまっている。だれでも、持って生まれた生命力をこえては、生きることはできない。しかし、その生命力を100%生かすことなら、できる。人生のおわる瞬間まで、社会的にも、精神的にも、じゅうぶん生ききるには、どうしたらいいのだろうか。医師の立場から、いのちとは、よりよく生きるとはどういうことかをかんがえる。
目次
1 「いのち」にたいしてなにができるか
2 「いのち」が生まれる
3 「いのち」が病むとき
4 今、病院で
5 「いのち」は年をとる
6 なぜ男より女のほうが長生きなのか
7 どんなふうに死ぬか、どんなふうに生きるか
8 「いのち」とむきあう