出版社内容情報
学校へいくとき、塾から帰るとき、いつもとおる道だけど、今日は、ちょっとちがう感じがする。行き帰りのこわい話十二編。
内容説明
階段の数が夜になるとかわる…、美術室のモナリザがわらう…、だれもいない音楽室からピアノの音がする…、3階の3ばんめのトイレに「花子さん」がいる…、放課後の体育館でひとりでにボールがはねる…。きみの学校にも、こんな“うわさ”ないかな?友達や先生が体験した、こわくてふしぎな話がいっぱい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆.。.:*ひよこのこ.。.:*☆
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先日読み終えました。 学校などの行き帰りにスポットを当てた怪談集。 最初の駄菓子屋のおばさん。 まさかといえば石をぶつけた猫だったとか。 人面犬もキメラの話っぽくて不気味だった。 やはりこの中で一番怖かったのは千世まゆ子さんのさがしもの。事故で亡くなった同級生の探し物。 一緒に探してあげると言った女の子だけど電車で轢かれ散り散りになった体のパーツを見つけることは不可…。 すなわち彼女が犠牲に(怖)2019/09/04
けいた
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「崖っぷちの自転車」古典的な怪談。最後の台詞でいかに読者を怖がらせることができるか。「みるな」見たくないものばかり出会ってしまう男の子の境遇の方がおそろしい。「お待たせしました…」正体のわからないものはやはり怖い。「やくそく」生きづらさから死を選んでしまう若い二人の心境を思うとやるせない。最後に先生に会いにくる場面がせつない。2022/04/10