出版社内容情報
ある町に、しあわせな王子さまの像がたっていました。迷いこんだ一わのつばめが、その目にあふれるなみだをみてしまいます。
内容説明
北の国のある町に、しあわせな王子さまの像がたっていました。町のひとびとの、じまんのたねの王子さまでしたが、そのひとみに、なみだをうかべることがありました。それに気がついたのは、まよいこんできた、一わのつばめでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
34
1988年、ポプラ社。文 前川祐一、絵 田口智子。初めに語られたのは1885年だそうです。■憐れみ深い王子と優しいつばめ、素朴な人々。そして神さまの慈しみ。子供の頃に馴染んだ『しあわせな王子』のニュアンスに近い本でした。■丸顔な王子がいかにも80年代なファンシーさですが、表紙も含め、場面場面を小さな読者に想起させるに過不足のない素晴らしい絵でした。訳文も前後関係や背景まで分かり易くて秀逸。■同じ話の違う翻訳、違う絵本を読み比べると、作者の生きた時代や社会に加え、翻訳者の生きた時代や社会の色を強く感じます。2016/12/21
わむう
12
カップリングの「ナイチンゲールとバラ」が懐かしかったです。子どもの頃に「世界まんが昔話」で見て、ナイチンゲールがかわいそうだと思った記憶が残っています。大人になって読んでもかわいそうでした。2016/07/06
退院した雨巫女。
10
《私-図書館》優しい王子の銅像とツバメが、天使に認められてよかった。2017/12/05
ぬのさと@灯れ松明の火
3
もうひとつの短編「ナイチンゲールとバラ」を読んで、「おもしろい〜」と、ケラケラ笑う娘。違うんだよ……。2014/11/25
ris3901
1
★我が子達に読み聞かせ★ 小6長男のみ、きちんと聞いていた。絵が可愛らしすぎる?幼年児向け名作シリーズだけれど、正直もの足りず。違う出版社のものも読んでみたい。2016/01/16