内容説明
雪の夜、ニューヨークの古い屋敷でおこった殺人事件は、おしこみ強盗のしわざだろうという警察の予想をうらぎって、ぶきみな連続殺人に発展します。みなさんは、第1の殺人からあれこれと犯人を想像し、手に汗をにぎりながら、読みすすんでいくことでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
54
児童書向け「グリーン家殺人事件」(どう見ても表紙がシベラとアダ)。・・・朗報、児童書なのにヴァン・ダインがカットされてない(なお、影は薄い)!!?でも蘊蓄とか後日談が色々カットされてるけど(その分読みやすいけど)、ギスギスした一族やあの書斎のシーンや犯人がわかるまでのやばげな雰囲気は本家同様伝わってくる・・・(わりとマンハイムの絵はイメージ通り)。本家を読み返したくなるわ。・・・こちらで読んでも後続作家が色々影響して書くのもわかるしね。2024/09/09
Kiyoshi Utsugi
33
実際に読んだのは秋田書店のものです。😅 ニューヨークに住むグリーン一家は、トバイアス・グリーン夫人とその5人の子供たち(そのうち一人は養女)で、グリーン夫人の亡き夫が残した莫大な財産を相続することになってます。しかも夫人と5人の子供たちは、それぞれにいがみ合って生活をしてます。 そんななかで、ある雪の降る日に長女のジュリアを始めとして次から次へと一家の人たちが殺されていきます。 この事件をファイロ・ヴァンスが解き明かすというもの。少年少女用のため読みやすく、読み終わるまではあっという間でした。😀2021/09/10
りず
9
子供向けのでまずは読んでみてしまったが、面白かった。犯人、ビックリした!大人向けのも読もうと思った。古典で王道な富豪の家で起こる連続殺人。ドロドロした内部の人間関係もいい雰囲気を出していて好み。2019/03/22
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- 和書
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