出版社内容情報
六人きょうだいの長女ケティは、おてんばでそそっかしくて、ちょっとおこりんぼうな女の子。ときどき失敗はするけれど、毎日がとても幸せです。そんなある日、ケティにとって不幸なできごとが・・・。
内容説明
そそっかしくて、おてんばな少女ケティは、おばさまのいいつけを守らなかったばっかりに、たいへんなけがをして、何年も寝たきりの生活をおくることになります。絶望し自暴自棄になったケティをはげまし元気づけたのは、ケティ以上に不自由なからだのヘレンでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
32
自分の子でもない6人ものやんちゃな子供の面倒をみるイジーおばさまの苦労がしのばれる。。この本で一番立派な人はこのおばさまだと思うなぁ。ケティは軽はずみで考えなしでそそっかしい少女だったけれど、それで招いた結果はずいぶん可哀想でした。でもそれを克服するために彼女も家族も成長していく家族愛の物語です。たまに少女小説を読むと心が洗われるますね☆2016/03/30
シルク
11
(多分)完訳版。このお話、読めば、読むほど…わたくし的には、ホラーである。色んな部分が巧妙に作られてるから、それが分かりにくい。100人のひとがこの作品読んだら、おそらく、99人は「めっちゃ良いお話じゃない! これの、どこがおかしいっての? こどもに読ませるのに、相応しい名作だと思うけど」と言うと思う。下手すると、「こんな良いお話にケチつけるの? 性格ねじ曲がってるね」と言われてしまうだろう。100人が読んだら1人くらいが、「なんか…なんでか分からないけど、モヤモヤする」と気付くくらいかと。…ケティは→2022/02/19
遠藤さや
3
本を読む答えは美味しいです。主人公ケティはおちゃめなやんちゃっ子ですが、苦労と忍耐強さの併せ持つ素敵な女性になります。トライフルのスポンジのような?ケティは吸収よくトライフルのあまさを包み込むふわふわながらの味わいに完璧です。堪能。クリームの味わいや甘さにかつのは、素の味だとおもいます。2013/12/03
sa-ki
2
そそっかしくてお転婆な少女が、不幸な事故で身体が不自由になったのをきっかけに、自分を見つめ直し、見事に内面を成長させる物語。事故前のケティはガキ大将っぽくて、まるで私の子供時代のよう(笑) 成長したケティも素敵だけど、ちょっといい子ちゃんになりすぎちゃったかなって感じがしないでもない。ケティよりもいとこのヘレンの芯の強さのほうが興味深かった。ケティを絶望の淵から救ったヘレンの存在は大きい。ヘレンの幸せを願わずにはいられない。2013/04/22
ひろ
1
長い病気とか大きな怪我の時、これを直ぐ思い出せたら良いな。2023/01/08
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