出版社内容情報
長い刑期をおえ、ジャン・バルジャンは希望を胸に、ある町に着いた。しかし、そこでまちうけていたものは- - - 。激動期のフランスを舞台に、ジャン・バルジャンの波らんの人生を刻々と描いた世界的名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
alice
4
STORY*長い刑期を終え、希望を胸にある町へやってきたジャン・バルジャンは、世間の冷たい仕打ちにうちのめされ、親切にされた教会の銀の食器を盗んでしまいました。ところが司教は、それは差し上げた物だというのです。その後ジャンの行方はぷっつりと途絶え…激動期のフランスを舞台に波乱の人生を送るジャン・バルジャンの物語。2011/11/14
Masaya Negishi
1
生まれ変わることができたとして、そのときに人のために生きることができるかどうか。そんな生まれ変わるほどの親切を受けたジャン・バルジャンの物語。 1日を生き抜くのがやっとだった時代の話で、過去の人の思いや経験が現代になっていると思うとすごい気がしました。 タイトルは「ああ、無情」で、直訳だと「悲惨な人々」とかなんでしょうが、信念や思いが詰まった描写も多くて、タイトルで読むことを避けてきたのですが、とてもいい本でした。2013/01/13
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0
私が読んだものと表紙が違うが、ページ数、出版社、訳者全て同じなので、おそらくこれだろう。個人的にコゼットを引き取るシーンがお気に入りです。2011/03/14
寅ちゃん
0
レ・ミゼラブルは読んだことがなかった。分かりやすくて面白かった。教会での出来事が、一人の人間をここまで改心させるなんて…。少しできすぎの感じもあるが、世界の名作とはこういうものなんだろう。2020/12/09