出版社内容情報
心霊写真にまつわる奇怪な事件に、つぎつぎとまきこまれるズッコケ三人組。はたして霊魂はほんとうに存在するのだろうか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
47
シリーズ5作目はハチベエが心霊写真の投稿を目指して、ミドリ町の心霊スポットを巡る。 ところが無人の屋敷で写真を撮ると、そこに霊らしき存在が。 シリーズの中では幾つかあるホラーテイストの1つ目。 出た当時が1982年なので、同年のポルターガイストが引き合いに出されたのは想像に難くない。 霊を憑依させる実験だとか、大槻教授みたいな知識人が出たりとか、大袈裟になっていく過程の中で、年下の子供が取り憑かれるという状態に。 結論が深刻めいたものではないので、夏に体験する肝試しのような感覚だった。2021/01/21
へくとぱすかる
29
ズッコケ第5作。心霊写真ブームだったのか、オカルト色満載で書かれた、ちょっとこわい話。まだフィルムカメラの時代だし、モノクロ現像を写真店に頼むというのが、いかにも昭和最末期を感じさせる。しかしこの空き家。果たして本当はどうだったのだろう。果たしてハチベエたちは、幽霊は認めなくても、浩介の超能力は信じるのか。完全に合理的には終わらない曖昧さが余韻を残す。2016/12/06
megu
13
再読。今回は、3人組が心霊現象に遭遇するお話。ハチベエが、少年ウィークリーに投稿するため、地縛霊の写真を撮りに出かけ、撮った写真が心霊研究家の目にとまり、撮影場所の空き家で、雑誌記者や心霊研究家とともに交霊実験を行う!結果、心霊体験ではなかったのだけど、そこがまたズッコケらしくて良かった。子供の頃読んだときは、専門的な部分がよくわからなかったけれど、大人になって再読すると、こんなに分かりやすく書かれていたのだな、と感動。次作はSF(*´-`)2022/06/07
higurashi_jp
9
心霊が流行ってた時期なのかな?信じてないからなんにも思わなかった。2019/05/12
mataasita
8
小学生のときはこの本読むときに部屋が暗いと読めなかった記憶が。こっくりさんやら学校の怪談やらがはやった頃、ドキドキしながら読んだ。怖い話知っているだけでもてはやされた友達がいたなー。2018/10/28
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