出版社内容情報
太平洋を漂流したすえ、無人島にたどりついたわれらがズッコケ三人組。この島には、なんとおそろしい人くいライオンがいるという。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
56
シリーズ第4弾はズッコケではお馴染みになる冒険もの。 3人で出た瀬戸内海で、潮の流れに乗って辿り着いた島。 ガイコツ島と名付けて探索するが、そこには恐ろしい動物が棲んでいた。 漂流した島で魚や木の実を獲っている内に、いつのまにやら適応しているのが3人組らしい。 戦争の影を感じさせる住民だったり、獰猛な動物との捕獲ごっこ。 そして島からの脱出。 少年のころに経験したい冒険ものとしてワクワクしながら読めた。2021/01/16
へくとぱすかる
32
ズッコケ第4作。ふとした出来事から漂流、そして無人島(?)にたどり着いた三人組のサバイバル物語。それにしても老人の話にはちょっとホロッとさせられる。まだこの作品の出た1980年には、そういう戦争体験を聞くことができたんですね。「36年前に海軍にいた」という話でしたが、今は、この作品からさらに36年ですから。それにしても動物を飼うなら責任をもたないとね。2016/12/04
megu
10
再読。今回は、3人組が遭難し、無人島に漂流するお話。子供の頃読んで以来なので、内容はほとんど忘れていたのだけど、シリーズの中でもお気に入りの作品だったなと、再読して思い出しました。個性あふれる3人組のサバイバルのお話、とっても夢があり面白い!釣りで食料をとったり、ユリの球根を食べたり、ハカセは南中高度や緯度、経度を測って場所を予測したり。それからライオンをつかまえたりも🤣10日間の漂流生活、きっと素敵な思い出になったことでしょう(*´ω`*)2021/11/25
あおさわ
10
3人がちゃんと衣食住を確保、現在地の確認、役割分担としっかりと助け合っててたくましい。そして1週間を過ごしたあとある猛獣に遭遇。逃げているうちに一人住まう老人のもとに。猛獣って言っても勘違いじゃ・・・足を食いちぎられたとか冗談じゃ・・・とか疑いながら読んでましたけどほんとにそうだったんですね!素直に読めなかった分(おい)別の意味でハラハラしました。おじいさんの孤独に思いをはせ。テレビに出損ねちゃったハカセくんの次への挑戦。ほっこりしました。子供のころに読んでおくべきだと改めて思った素直に読めない大人でした2013/11/13
higurashi_jp
8
ズッコケの探検・冒険ものにはハズレがない2019/04/29